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マルチな用途に対応する薄型軽量タブレット

内蔵プロジェクターが便利! 10.1型タブレット「YOGA Tab 3 Pro 10」

2015年12月12日 11時00分更新

文● 山口優 編集●ASCII.jp編集部

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使いやすく実用的なプロジェクター

 前述の通り、本機はグリップ部にDLPプロジェクターを内蔵している。DLPを搭載したタブレットは、過去にも同じレノボの「Lenovo YOGA TABLET 2 Pro」などがあるが、本機はさまざまな改良が加えられており、使い勝手も実用性も向上している。

内蔵DLPプロジェクターで壁に映像を投影したところ

Lenovo YOGA TABLET 2 ProとYOGA Tab 3 Pro 10。小さい方が本機。YOGA TABLET 2 Proは、円筒状のグリップの端にプロジェクターのレンズが組み込まれている

 たとえば、YOGA TABLET 2 Proではプロジェクターが円筒状のグリップ部の片端に内蔵されており、映像を壁に投影する際、投影角度の調節が難しかった。また、映像のフォーカス調節はグリップ部にあるスライダを動かして行う方式で、細かいピント調節がやりづらかった。設置場所によっては、本体の下に厚みのある本を置いて傾斜をつけたり、壁面と本体の距離を変えてピントを合わせるなどの工夫が必要だった。本機の場合は、グリップ部を回転することで投影角度を簡単に調節することができるうえ、フォーカス調整もアプリ上で行えるため、より手軽にプロジェクターを利用できるようになっている。

本機(YOGA Tab 3 Pro 10)は、プロジェクターのフォーカスをアプリ上で調節することができる

プロジェクターの色合いや明るさ、台形補正を調節する機能も搭載している

 実際に映像を投影してみたところ、夜間で室内の照明をオフにした状態ならば40~50インチくらいでもまずまずの光量で表示することができた。さすがに70インチまで拡大すると光量が不足気味で動画鑑賞などには不向きだが、プレゼンなど表示内容が分かればいいという用途であれば問題なさそう。20インチくらいならかなり明るく、照明のついた明るめの室内でも表示内容をはっきりと判別できる。思った以上に実用的な性能で、これなら会議やプレゼンなどで手元の資料を表示するのに使ったり、旅先で撮影した写真をホテルの壁などに映して家族や友人と思い出を共有したり、ホームパーティで動画やゲームを表示するのに使ったりと、アイデア次第でいろいろ楽しめそうだ。

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