このページの本文へ

量販店モデルの1TB ハイブリッドドライブか、ウェブ直販モデルの128GB SSDか

モバイルでもしっかりCore i5、東芝のBlu-rayドライブ内蔵ノートの性能を知る

2015年12月10日 17時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

dynabook RX73/T

 東芝の「dynabook RX73/T」は、Blu-ray Discドライブを内蔵する13.3型モバイルノート。長距離移動中などでもパソコンで作業したいビジネスマンや、授業などに持って行って使用したい学生などにピッタリのマシンだ。

 前回は、dynabook RX73/Tが軽量かつ堅牢で、モバイルノートとして十分使えるマシンだということを紹介した。しかし、いくらモバイル向けの筐体だったとしても、性能がよくないと仕事などの際に動きが遅くてイライラしてしまう。そこで今回は、dynabook RX73/Tの性能についてベンチマークを計測してみたので紹介する。

 dynabook RX73/Tは、Core i5-6200U(2.3GHz)、4GBメモリー、1TB ハイブリッドドライブという構成だ。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。スペック面では、CPUに第6世代Core iプロセッサー(Skylake)を、ストレージにハイブリッドドライブ(SSHD)を搭載している点が特徴だろう。

モバイルノートとしては十分な性能

 まず、PCの総合的な実力を見る「PCMARK8」(Home accelerated)では、2782だった。モバイルノートとしては悪くない結果だ。

「PCMARK8」の結果

 ストレージ性能を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで113.6/秒だった。高速かつ大容量を謳うハイブリッドドライブだが、計測してみるとHDDよりわずかに速いくらいの結果になった。実際に使ってみても、起動が若干HDD搭載機より早いかな? といったイメージだ。

「CrystalDiskMark」の結果

ウェブ直販モデルはSSD搭載!

 より高速を求めるのであれば、ウェブ通販サイト「東芝ダイレクト」限定で販売するウェブオリジナルモデルがオススメだ。ウェブオリジナルモデルのdynabook RZ73/TWは、128GB SSDを搭載している。量販店モデルとして販売するdynabook RX73のハイブリッドドライブは1TBなので、容量を選ぶなら量販店モデル、速度を選ぶならウェブオリジナルモデルを選択すればいいだろう。

 ただし、内蔵ドライブは量販店モデルがBlu-ray Discドライブ、ウェブオリジナルモデルがDVDスーパーマルチドライブなので、移動中などにBlu-ray作品が見たいという人は量販店モデルを購入したほうがいいだろう。

量販店モデルはBlu-ray Discドライブ、ウェブオリジナルモデルはDVDスーパーマルチドライブを内蔵

量販店モデルとウェブオリジナルモデルのスペック比較
機種名 dynabook RX73/T(量販店モデル) dynabook RZ73/TW(ウェブオリジナルモデル)
CPU Core i5-6200U(2.3GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 520
メモリー 4GB
ストレージ 1TB ハイブリッドドライブ 128GB SSD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ Blu-ray Discドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
インターフェース USB 3.0端子×3、HDMI端子×1、ミニD-sub 15ピン×1、マイク入力/ヘッドフォン出力端子×1
内蔵カメラ 約92万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅316.0×229.0×高さ17.2~21.4mm/約1.44kg およそ幅316.0×229.0×高さ17.2~21.4mm/約1.32kg
OS Windows 10 Home(64bit)

ちょっとしたブラウザーゲームならプレー可能かも!

 dynabook RX73/Tは、もちろんゲーム向けのマシンではない。だが、ブラウザーゲームや負荷が低めのゲームをプレーすることはできないか気になったので、3Dゲーム系のベンチマークも計測してみた。

 まず、3DMarkでは「Fire Strike」が529、「Sky Driver」が2932、「Cloud Gate」が4820、「Ice Storm」が41200だった。ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10」では、グラフィック設定を標準設定、解像度を1920×1080ドットで計測。結果は2676(やや重い)だった。ただ、解像度を1280×720ドットで計測すると、4836(普通)になったので、解像度やグラフィック設定を変更すればプレーできなくもない。

3DMarkの結果

解像度を1280×720ドットで計測

解像度を1280×720で計測

 がっつりゲームをプレーするのは無理かもしれないが、ちょっと暇な時にブラウザーゲームなどで遊ぶことはできるかもしれない。長距離移動のとき、仕事や動画閲覧などに飽きてしまってやることがない場合にちょっとゲームがプレーできるのはうれしいポイントだろう。

堅牢、軽量に加え性能もそこそこしっかり備えるモバイルノート

 dynabook RX73/Tは、堅牢・軽量で、かつ仕事やウェブ閲覧など普段使いはしっかりできる性能を持っているモバイルノートだ。大容量の1TB ハイブリッドドライブを内蔵する量販店モデルのほか、SSDを搭載するウェブオリジナルモデルもある。大容量か高速か、自分のパソコンに求めている性能を吟味して、常に持ち運ぶメインマシンとして選択してみてはいかがだろうか。

ウェブオリジナルモデルはコチラ

カテゴリートップへ

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

インテルバナー