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現在主流の多結晶シリコン太陽電池を超える性能を格安製造できる可能性

薄膜系太陽電池で世界最高の変換効率22.3%を実現

2015年12月09日 14時45分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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NEDOプロジェクトにおいて開発したCIS系薄膜太陽電池のセルイメージ

 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は12月8日、CIS系薄膜太陽電池で世界最高となる22.3%の変換効率を達成したと発表した。

 CIS系太陽電池(銅、インジウム、セレンなどを光吸収層とした太陽電池)は、現在主流の多結晶シリコン型に比べて薄膜化でき、ありふれた物質を用いるためコストが安く、耐熱性能が高いといった利点がある。これまでシリコンに比べて変換効率が低いため実用化されていなかった。

 今回、NEDOとソーラーフロンティアと共同研究により、CIS光吸収層の表面部分の品質向上や太陽電池内部の境界面の形成技術の改良に取り組み、CIS系薄膜太陽電池としては世界最高となる変換効率22.3%を実現した。これは多結晶シリコン系太陽電池においてもまだ実現できていない。

 試作された太陽電池セルは約0.5cm2と小型ながら、ソーラーフロンティアの市販太陽電池パネルと同じ技術を用いて作られており、市販パネル(90×120cm)への早急な適用も期待できるという。

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