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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢 第140回

第三のモバイルOSはどれも苦戦 新OSはやはり難しいのか?

2015年12月02日 15時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII.jp

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“その他”のモバイルOSは合計しても
シェアは縮小している

 当初目立っていた4つの新しいモバイルOSのうち3つを紹介した。残るのが、SamsungとIntelがプッシュするTizenだが、スマートフォンからSamsungが強い家電などIoT寄りにシフトを見せている。

 なお、AndroidとiOSにシェアを奪われてしまったという点で立場は違うが、CEOを入れ替えて戦いを続けているBlackBerryも、戦略変更が近いかもしれない。BlackBerryは9月、初のAndroidスマートフォン「BlackBerry Priv」を発表した。その際、同社は自社OS「BlackBerry 10」の取り組みも継続するとしているが、もはや風前の灯火といってもよいような状態だ。CEOのJohn Chen氏はセキュリティを強調しているが、巻き返しはかなり厳しいように見える。

 IDCのシェア推移をみると、AndroidとiOSの戦いという状況が変わっていない。3番目のOSの座を確実にしているとはいえ、「Windows Phone」も2%台、Firefox OSやJollaが入る「その他」は0.4%でここ4年で最低の低さになっている。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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