10月20日から販売開始された、デルの15.6型ノートPC「New XPS 15」。同社が販売するモバイルPCの人気機種「New XPS 13」の兄弟機で、NVIDIA製GPUを採用するなど、よりパワフルな性能を求めるユーザーには待望の製品だ。
今回は上位モデルの「New XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」が編集部に届いたので、デザインやインターフェースをチェックする。
New XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルの主なスペック | |
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CPU | Core i7-6700HQ((2.6GHz、最大3.5GHz) |
OS | Windows 10 Home |
メモリー | 16GB(DDR4、2133MHz) |
ディスプレイ | 15.6インチ Ultra HD(3840×2160ドット、282.4dpi)、タッチ対応 |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 530 |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe接続) |
光学ドライブ | なし |
インターフェース | USB 3.0×2、HDMI出力端子、SDカードリーダー、Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C×1 |
カラー | シルバー |
本体寸法 | およそ幅357×奥行き235×高さ11-17mm |
重量 | およそ2kg |
販売価格 | 24万9980円(税抜き、送料込) |
14インチサイズの筐体で15.6インチ液晶の搭載を実現
New XPS 15は、兄弟機であるNew XPS 13と同じく、ディスプレーのベゼル部分を限りなく狭めた超狭額縁設を採用。ベゼル幅を5.7ミリまで狭めることで、一般的な14インチノートPC並みの筐体(およそ幅357×奥行き235×高さ11-17mm)に、15.6インチの液晶ディスプレーを搭載している。11インチノート並みの筐体(およそ幅304×奥行き200×高さ9-15mm)に13.3インチ液晶ディスプレーを搭載したNew XPS 13とコンセプトは同一だが、そもそものサイズが大型化したことで、独立GPUの搭載が可能になるなど、より高い基本スペックを実現したのが特徴だ。
筐体はデザイン面で高い評価を得たNew XPS 13の外観を踏襲しており、一見しただけではほぼ同じ製品に見えるほどよく似ている。USB Type-CコネクターのThunderbolt 3/USB 3.1兼用ポートを採用するなど、インターフェース面もほとんど共通だが、レイアウトは微妙に異なるほか、New XPS 15にのみHDMI出力端子が搭載されている。
ディスプレー解像度は、非タッチモデルがフルHD(1920×1080ドット)、タッチモデルがUltra HD(3840×2160ドット)。タッチモデルはXPSシリーズとして初めて4K液晶に対応しており、本格的な画像・動画編集などに使う場合、New XPS 13よりも大きな画面、かつ広い作業領域で作業できるのは大きなメリットになるだろう。
重量は、タッチディスプレー搭載モデルで約2kg、非タッチモデルで約1.78kgとなる。モバイルノートPCとして持ち運ぶのも無理ではないが、どちらも毎日持ち歩くにはやや重い。携行性を重視するならNew XPS 13が、据え置きで使ったり、モバイルでもよりパワフルな性能を求めるならNew XPS 15が、それぞれオススメできる。
なお、ベンチマーク結果は後日紹介する。
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