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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第20回

スマホやタブレットで設定できる、WebアクセスもDLNAもOKなちょいNASを試す

2015年11月17日 12時00分更新

文● 織野至

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専用アプリでスマホやタブレットからセットアップ!

 本製品はPCからのアクセスだけでなく、スマホやタブレットからのアクセスを重視している部分がある。

 「WebAccess i」はローカルネットワークだけでなく、インターネット経由からアクセス可能なもので、出先からもデータをスマホ・タブレットで確認可能だ。

 もちろん、PCからもアクセスできるため、OneDriveの改悪でクラウドサービスをどうしようかと考えているのであれば、その代替としても活用できる。

 次に「SP Navigator」。これはLS210DCシリーズのセットアップが行なえるもので、単一アプリとして用意されているが「WebAccess i」に紐付けられているものだ。

スマホから設定をしてみたところ。ローカルネットワーク上にバッファロー製のNASがあると自動的に検出してくれる

スマホから設定をしてみたところ。ローカルネットワーク上にバッファロー製のNASがあると自動的に検出してくれる

「WebAccess i」でウェブアクセスの設定もスマホから行なえる

「WebAccess i」でウェブアクセスの設定もスマホから行なえる

 「WebAccess i」「SP Navigator」のふたつで、初期セットアップについても、PCレスで済むため、スマホからのデータ読み込み用として運用したい場合にも都合がいいというわけだ。

ウェブアクセスした場合はフォルダ一覧が表示されるほか、フォルダを選ぶと格納されているファイルがサムネイル付き、もしくはアイコンで表示される。スマホからのデータアップロードも可能だ

 対応規格を見ると、DTCP-IPとDLPAにも対応している。そのため、レコーダーからのムーブにも対応。またnasneで録画した番組を自動的にダビングする機能も用意されている。

 DTCP-IP対応するテレビからのデータ読み込みも行なえると、音楽や動画置き場としても十分な仕様だといえるだろう。

 実効速度はBlackmagic Disk Speed Testで計測してみたところ、Write 14.2MB/s、Read 13.9MB/sになった。バッファ分もあるので、フルHDソースまではOKといったところだろうか。

 インターネット経由でデータを参照する場合は、とくに問題のない速度(モバイルネットワーク側の通信状態の影響のほうが大きいだろう)になっているため、書類を引っぱり出すといった場合にも不便はないと思われる。

Blackmagic Disk Speed Testの結果

Blackmagic Disk Speed Testの結果

ネットワークストレージを楽に追加したいときに便利

 ワイヤードで接続して、電源を入れるだけでOKなので、暫定的に追加したい場合や、ヘルプで相談されたときのNASとして都合のいい製品になっている。

 上述しているように、スマホ・タブレットでの運用も前提とされているので、スマホでだらだらと動画を見るとき用のNASがほしいと考えるのなら、ちょうどいい仕様の製品だといえるだろう。

 価格も2TBモデルは2万2464円(直販価格)とお手頃。nasneユーザーであれば、自動ダビング機能もあるので、追加ストレージとしてもちょうどいいだろう。

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