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来たるべき災害に備えて……、ドコモがヘリを活用した防災訓練を実施

2015年11月10日 20時05分更新

文● オオタ/ASCII.jp

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雨のなか、資材運搬でヘリが飛ぶ「NTTドコモグループ総合防災訓練」

 NTTドコモは、台風・大雨や地震津波などの多様な自然災害が発生した場合でも携帯電波を迅速に利用者へ発信できるようにする防災訓練「NTTドコモグループ総合防災訓練」を報道関係者にお披露目した。

災害対策室 室長の池田正氏

 防災訓練の前に同社災害対策室 室長の池田正氏が、最近の自然災害への対応状況についてレポート。8月に九州を襲った台風15号では倒木の影響で電線が切断し広域で停電が発生。基地局設備のバッテリーなどの予備電源で対応したが、停電の長期化により一部の基地局では予備電源の枯渇によりサービス中断は発生したという。

大規模災害が以前より増えてきている日本列島
8月の台風15号では、大規模停電を予備電源でカバー。停電の長期化により予備電源は枯渇したが、周辺地域から発電機を集約して対応を行なった

 一方、9月に起きた関東・東北豪雨の災害対応として、避難所に無料充電コーナーを設置。要望に応じてACアダプターの貸し出しも実施した。また、避難所内の電波状況の改善も行なったとのこと。

9月の関東・東北豪雨では、避難所に無料充電コーナーを設置。要望に応じてACアダプターや携帯電話の貸し出しも実施した

 同社は今後の災害対応として、通常基地局の基盤を強化した「中ゾーン基地局」を全国展開。そして、人口密集地の通信確保を目的に通常基地局とは別に設置された広域のエリアを持つ災害時専用の基地局である大ゾーン基地局のLTE対応を2017年3月までに大ゾーン基地局106局すべてに実施するという。

通常基地局の基盤を強化して災害への多様性を持たせた「中ゾーン基地局」を全国に展開
広域エリアをカバーする災害時専用の基地局「大ゾーン基地局」は、2017年3月までに既存の106局をすべてLTE対応させる予定

防災訓練のテーマは首都直下地震

 今回の防災訓練のテーマは首都直下地震。1.発災時の迅速な救済措置判断、2.正確な復旧用機材設置技術の習得、3.繰り返しの訓練による即応性、4.チームワークの醸成を目的に実施。天気は残念ながらの雨模様だが、災害は天候を気にしてくれはしない。防災訓練はスケジュール通りに決行された。

可搬型衛生エントランス基地局をヘリで運搬し設営していく
衛生エントランス搭載移動基地局車も全国から集結。アンテナが異なるものもあるが、それは周波数帯が違うため
ほかのドコモ基地局からの電波を受信し、増幅したうえで上部のアンテナから再度放射する可搬ブースター5GHz帯のマイクロ波を利用した伝送路を作成する小型軽量マイクロエントランス。本体+アンテナでも5.5kgなため人力での運搬が可能だ

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