猫の“挨拶舐め”は連写モードで狙え!
ごっつんこ以上にたまらんのが挨拶舐め。
これはもう狙って撮るべし。
難しければ、シャッタースピードを速めにセットし(1/250秒以上。明るい場所なら1/500秒以上に)、連写モードをオンにして待ち、フォーカスはあらかじめ合わせておき、ここぞというタイミングで連写すべし。
このときは手前をのっそり歩いてるキジトラを狙っていたのだった。
先に手を、いや舌を出すかおでこをごっつんこさせるのはぜったいキジトラの方に違いない、と。
そしたら目を閉じてぼーっとしてた白いヤツがいきなり目元をペロリ。
まさかそっちか! と意表を突かれたのでありました。
うちの猫もどうぞ。
うちの2匹もよく挨拶をする。
さあ舐めるかな、おでこごっつんかなと思って見てたら……まさかくんくん匂いを嗅ぎ合うとは。
「かふか」(キジトラの方)は耳を寝かして匂い嗅ぐモードに入っております。
匂いを嗅いで安心したのか、次のカットではもう穏やかな顔になっていたのでありました。
最後はちょっと違うパターンで。
女の子の膝の上でくつろいでるキジトラ。
その後ろから「あ、おれの場所をとりやがった」顔をしてる猫が1匹。膝の上争奪戦がはじまるか。
と思いきや、そのまま強引に膝の上を通過していったのでありました。キジネコの「何なんだこいつは」顔がたまらん。
きっと、ちょっと意地悪したくなったのでありましょう。
かくして、猫が2匹出会う瞬間は何かと面白いので、カメラを持っていたら撮り逃さないようにすべし。
■Amazon.co.jpで購入
小さな工夫でプロ級に!デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)荻窪 圭(著)宝島社
古地図とめぐる東京歴史探訪 (ソフトバンク新書)荻窪 圭(著)ソフトバンククリエイティブ
デジタル一眼レフカメラが上手くなる本 基本とシーン別の撮り方60上原 ゼンジ、桃井 一至、荻窪 圭(著)翔泳社
デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方荻窪 圭(著)MdN
古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド (玄光社MOOK)荻窪 圭(著)玄光社
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
この連載の記事
-
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ - この連載の一覧へ