飯田橋クラウドクラブ(略称:イイクラ) 第10回
5社目のプレミアコンサルは?Snowballのインパクトは?
re:Invent 2015初日のインパクトをラスベガスで語るの巻
2015年10月30日 14時00分更新
吉田(真)、プレミアコンサルのためのコンサルになる?
SCSK浅野:SIerのビジネスって、パッケージと物販、インテグレーションの部隊があって、必ずしもWIN-WINにはならない。ノウハウがあるやり方を強いて変えさせられることも多いし、結局プロジェクトの費用にのってきますからね。
TIS内藤:うちの会社は垂直統合の案件ばかりやっているので、上流のアプリ系の人たちがやる気になってくれないと絶対に売れない。だから、上流の人たちが納得する基盤でパートナーになるのは重要です。
吉田(真):そういう力学が働くんですね。じゃあ、アプリの人たちが任せますと言ってくれれば、基盤はこちらで選び放題なんですか?
TIS内藤:そういうパターンを増やしたいんですけど、個別SIになるとインフラの選定からスタートになるんです。そうなると比較もしなくちゃいけなくて面倒じゃないですか。だから、SAPとAWSとかパッケージにして、営業もとにかく売り切れるようにしようとしていますね。
吉田(真):比較になると、パブリッククラウド競争なんですか?
TIS内藤:パブリッククラウドは現状ではAWSがメインなんですが、弊社も自社のクラウドとか、データセンターとかあってですね……。あまり知られてないんですけど、弊社って延べ床面積的には、国内で第三位のデータセンター事業者なんです。
吉田(真):つまり、AWS使っちゃうと、顧客流出という形にはなるんですね。
TIS内藤:難しいところですよね。そこは、やはりお客さんが求めているものを提供するのがSIerの責務だと思うので。
吉田(真):おおっ。これは太字になるところですね(笑)。
アスキー大谷:はい。太字にします(笑)。今年はTISさんが既存の4社に追加という感じなんですね。
吉田(真):日本ではそう。グローバルで見ると、28から46に増えたのかな。で、去年までは落選した会社もあったんですけど、今年は一社も落選してないんです。どこもAWSビジネスが好調なんじゃないかな。
一同:へー。
吉田(真):去年、一昨年は、どの会社がプレミアコンサルから落ちたか、僕トレースしています。
アスキー大谷:吉田君、怖い(笑)。
吉田(真):落ちたところが、他のクラウド扱い始めたとか、外せないところはなにか理由があると思うんで、そのうちA4一枚にしたためて、大谷さんに送ります(笑)。
アスキー大谷:そういうノウハウが吉田真吾さんのところに溜まってくると、プレミアコンサルティングパートナーになるためのコンサルティングができると。
一同:(笑)。
ISID品田:今年は「よく勉強してる賞」みたいなの(Learn and be Curious)に、富士通やNEC、日立製作所も入ってきましたしね。
アスキー大谷:パートナービジネスも拡大していますね。
(次ページ、Snowballは意外と早く日本でも始まる?)
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