日が暮れても寝続ける猫……
先に目覚めた頭と尻尾だけキジトラの白猫がやってきて、おでこを舐めても微動だにせず(前ページ冒頭写真)。もうギリギリまで望遠で寄って撮っちゃいましたよ。
しまいには「もうコイツ起きねえわ」とあきらめて大あくび。
さらにベンチにもう1匹やってきたので、ちょっと離れたところから600mm相当の望遠で。
このように縦に猫が並んでいるときは、わざと離れて望遠で撮ることで猫の大きさの遠近がなくなり、猫同士の距離感も薄くなって、ぎゅっと集まって見えるのだ(これを望遠レンズの圧縮効果といいます)。
猫を撮るときは「近寄って広角」か「離れて望遠か」で写りが違うので、そのときそのときのシチュエーションやどんな写真にしたいかを考えて、自分が動くのが大事なのである。
なんてことばかりやってると日が暮れちゃうのである。
しょうがないので私のバックパックで寝てる猫を無理矢理起こして帰ろうとしたら、この猫、まだ寝足りないのか、遊びに来てた小学生の女の子の膝にちゃっかりのっかってくつろぎはじめたのでありました。
で、われわれはその女の子に「あとはよろしくね」といって帰ったのである。
ちなみに、帰宅してバッグをおろしたら、うちの猫たちがバッグの匂いを必死に嗅いでチェックに余念がない。
あれだけ上で寝られたら匂いも盛大についてるだろうしなあ。
ちなみにこれを「猫の浮気チェック」と呼ぶそうです。言い得て妙。
浮気チェックだからといって、猫が「他の猫と遊んだでしょ」と怒ったりするわけじゃないのでいいのだけど、面白いもんですな。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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