カメラ含めてコスパ良し!
2万円台のSIMフリー「ZenFone 2 Laser」
一気に増えてきたSIMフリー端末。価格はキャリアから登場するスマホよりも安いものが多い。スペックについては価格相応のものから高性能な端末まで、とても悩ましいジャンルへと成長している。
今回紹介するのはASUSの「ZenFone 2 Laser」。ZenFone 2の和風な背面からシックなレザー調のバックパネルに変更され、CPUにSnapdragon 410を搭載したバージョンだ。
ストイックに普通のスペック
ZenFone 2 Laserは、Android 5.0(Lollipop)を搭載しており、ディスプレーサイズは5型(解像度720×1280ドット)と、現状においては標準サイズのスマホだ。サイズは71.5×143.7×10.5mm(最薄部3.5mm)、重量145g。
形状を見ると、ほかのモデルはフルフラット、もしくはフルフラットに近い形状が多いなか、ラウンドフォルムを採用。そして、ボリュームボタンが背面に用意されている。このボリュームボタンの配置は、一部のスマホでスタンダートとなっている部分でもある。背面にボリュームボタンを配置するのは、単純に5型以上のスマホを片手で操作する際、持っている手の人さし指と中指が届きやすいからだ。
スペックを見ていこう。CPUは1.4GHz動作のクアッドコア(Snapdragon 410)、メモリーは2GB、内蔵ストレージ16GB、バッテリー容量は2400mAh。CPUについては、現行のハイスペック機にはオクタコアのSnapdragon 810を搭載しているモデルもあるが、ZenFone 2 Laserにはこなれた感のあるSnapdragon 410が採用されている。
Snapdragon 810は非常にハイスペックだが、実際の操作についてはSnapdragon 410で問題のないことが多い。この点は後述するベンチマークでもよくわかる結果となっているが、3D描写の激しいゲームに対して非力な点だけが弱点になるだろうか。
内蔵ストレージは16GBと少ないが、microSDXC対応で最大128GBまで認識する。最近では大容量のmicroSDXCの低価格化が進んでいるため、内蔵ストレージ容量の少なさは回避しやすい。
ワイヤレス機能はIEEE802.11b/g/nに対応しており、5GHz帯や11acに非対応である点が気になる人もいるかもしれない。またデュアルSIM対応なので、SIMを切り替えながらの運用もOKだ。対応バンドは以下表の通りで、JP versionのスペックシートからすると、ほぼグローバルモデルと同等である。そのため、手持ちのSIM流用や海外渡航についても問題はなさそうだ。
| 「ZenFone 2 Laser」の主なスペック | |
|---|---|
| メーカー | ASUS |
| 価格 | 3万24円 |
| ディスプレー | 5型液晶 |
| 画面解像度 | 720×1280ドット |
| サイズ | 約71.5×143.7×10.5mm |
| 重量 | 約145g |
| CPU | Snapdragon 410 1.2GHz クアッドコア |
| メモリー | 2GB |
| ストレージ | 16GB |
| 外部ストレージ | microSDXC(最大128GB) |
| OS | Android 5.0 |
| 対応バンド | 1/2/3/5/6/8/ 9/18/19/28 |
| 無線LAN | IEEE802.11n(2.4GHz対応) |
| カメラ画素数 | リア:13メガ/イン:5メガ |
| バッテリー容量 | 2400mAh |
| 防水/防塵 | ×/× |
| SIMサイズ | microSIM×2 |
| カラバリ | ブラック、ホワイト、レッド |
(次ページでは、「ヌルサクなスペックを見る!」)

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