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今すぐ始める!Steamの遊び方 第3回

初心者のためのSteam入門 クラウド連携でセーブデータ共有すれば複数のPCで遊べる!

2015年09月28日 20時00分更新

文● 篠原修司 編集●ジサトラアキラ

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 第1回第2回で、『Steam(スチーム)』での日本語で遊べるゲームの購入方法を紹介しました。記事を読み、もうゲームを遊び始めている方がいると嬉しいです。

 第3回となる今回は、そのゲームをどこでも楽しめるようになる『Steamクラウド』のことを紹介します。

どのPCで遊んでもセーブデータを共有できる!

 Steamクラウドのスゴさ、それは自宅のPCでも外出先のノートPCでも、同じように遊べることです。もちろん遊んでいるセーブデータはそのまま引き継いで。

 つまり、自宅でゲームをA地点まで進めておくと、外出先でもA地点からその続きをプレイできるのです。そして外出先でB地点まで進めておけば、自宅ではB地点からスタートできます。

 プレイする環境が異なっていても、セーブデータが共有される。それがSteamクラウドなのです。ほんとんどの家庭用のゲーム機は、ハードとソフトをセットで持っていないと遊べないタイトルが多いので、Steamで遊ぶ大きなメリットですね。

Steamクラウド対応ゲームの見分け方

 まず、ゲームを購入する前であれば、そのゲームの個別ページのウィジェット欄(右側サイドバー)に“Steamクラウド”の文字があるか探してください。Steamクラウドと書かれてあれば、そのゲームは対応しています。

 すでに購入しているゲームであれば、ライブラリから確認できます。ゲームリストを見て“雲(クラウド)”のアイコンがあれば、そのゲームはSteamクラウド対応です。

雲のアイコンが目印

実際にやってみた

 それでは実際にSteamクラウドを試してみましょう。

 まずは筆者のメインPCであるWindows PCで、先日レビューした『Portal 2』を起動します。ゲームはチャプター3の途中でセーブされています。

Windows PCで起動

レビュー:ASCII.jp:カジュアルゲーマーにおすすめできるSteamを代表するゲームと言えば『Portal 2』|絶対遊んでおきたいSteam名作選

 次にWindows PCでのゲームを終了し、今度は外出時に使っているMacBook Proにて同じように起動します。

 ちなみに、MacBook ProはそもそもPortal 2をインストールしていない状態だったため、インストールするところから始めました。

 そしてゲームを起動すると……さきほどWindows PCで終了した続きからゲームを始められるじゃありませんか!

MacBook Proでも続きからプレイできる

 これで、外出先でゲームの続きがしたくなってもバッチリです。たとえゲームが未インストールでも、インストール時にセーブデータが共有されるためあらかじめインストールしておく必要はありません。

 遊びたくなったそのときにインストールすれば良いのです。

Windows、Mac、Linux対応はゲーム次第

 さて、上記の例ではWindows PCとMacBookにて行ないましたが、Windows、Mac、Linuxに対応しているかはゲーム次第です。

 Windows機に比べると対応ゲームは少なくなりますが、対応していればMacユーザーでもLinuxユーザーでもWindows機と同じようにゲームを楽しめます。

Steamクラウドなら一度アンインストールしていても大丈夫

 また、Steamクラウド対応ゲームであればしばらく遊んでいないからとゲームをアンインストールしたあと、何かの拍子にまた遊びたくなっても安心です。

 Steamクラウド対応ゲームのセーブデータはSteamのサーバー側で保存しているため、ゲームファイルを削除してもセーブデータは無事であり、やめたところから再開できるからです。

 実は、さきほどのWindows PCでのPortal 2も再インストールし、アンインストール前のセーブデータをMacBook Proと共有したのでした。

セーブデータは無事なので再インストールで遊べる

オフラインでも遊べるぞ!

 さらにSteamのスゴいところは、一度オンラインで認証さえしておけばインターネット回線のないオフラインモードでもゲームが遊べるところです。これでインターネットの繋がらない場所にいても暇にはなりませんね。

オフラインモードでの起動もある

 ちなみにオフラインモードで遊んだゲームのセーブデータを同期する場合は、 一度インターネットに繋いだあと、同期したいゲームを起動して終了し なけれ ばいけません。ゲームではなくSteamを起動しただけでは、Steamクラウドにデー タが送信されないので注意してください。

 まあそもそも「誰が外出先でPCゲームをするのか」というごもっともなご指摘もありますが、大人なら“長期出張”とか、学生なら“夏休みの帰省”とかありますから知っておいて損はありません。(担当アキラ注:私の場合、会社で新しいグラフィックボードのベンチに使いたい!なんてときに、自宅で最適なシーンを探したり、進行しておくときによく使うワザですね。かなり特殊なケースですが。)

 オンラインでもオフラインでも、外出先でもSteamを楽しみましょう!

■著者:篠原修司
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
・Twitter:@digimaga

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