現在は良好なmineo(ドコモ)
ユーザー増加によりパフォーマンス低下もありうる
9月15日に測定した限りでは、mineo(ドコモ)のパフォーマンスはかなり良好という結果になった。しかし、この結果だけでmineo(ドコモ)が安定的に速いという判断とすべきではない。
新しいサービスは最初にユーザーが押し寄せてパフォーマンスが低下しがちではあるが、サービス受付が9月1日で、その数日後にSIMを手にしたとして、だいたい10日ほど。この短い期間ですべての人がサービスを活用しているとは言いがたい。今後、混雑が激しくなり、速度が低下する可能性が十分あるからだ。
今までの傾向からすると、サービス開始直後の落ち込みはそれほどでもなく、2~3ヵ月後に一度落ち込んだ後、ユーザー動向が落ち着き、それに合わせて設備を増強するなど事業者側で調整される。
その時点のパフォーマンスが真の実力と言えよう。データ通信だけのSIMならキャンペーンもあって今すぐ加入がお得だが、もし、音声通話も含めて本格的な乗替えを検討しているのなら、評価が定まるまでもう少し待ったほうがいいかもしれない。
新サービスは当初は爆速という傾向を
逆に有効活用する戦略もアリ!?
ここでmineo(ドコモ)の速度を見て、思い出すのはNifMoの状況(関連記事)だ。広告が急激に増えた強化した直後でもあり、非常に快適だった記憶がある。つまり、新サービス開始や、大々的なプロモーションをした直後というのは速度が非常に速い傾向がある。
幸いにしてほとんどの格安SIMは、データ通信であれば高額違約金のある最低契約期間はない。mineoもauのサービス開始時は縛りがあったが今は撤廃されているため、1ヵ月使って解約しても大損するということはない。
だとすれば、データ通信での利用ならば、今だけ速いと言われるSIMを少しずつ使い、すぐに乗替えていくという方法もアリだろう。mineoは加入パッケージがAmazonや一部家電量販で特価販売されており、初期費用も少し抑えることができるし、10月まで加入から6ヵ月間、800円引くキャンペーンも行なわれている。
まだまだ新サービス登場の余地がある格安SIM
格安SIMも大きな通信会社やIT企業グループから出揃い、評価も落ち着いてきたと思いたいところだが、今回のmineo(ドコモ)のケイ・オプティコムなど、比較的大きめの通信会社から新サービスが登場する余地はまだある。
一社に落ち着いてしまうのもいいが、今後、よりよいサービスが登場した際に、次々に乗り換えるのも悪くない。
高額違約金が発生する縛りがなく、加入や解約もオンラインでできる格安SIM。いいサービスが登場すれば即、乗り換えという使い方も検討すべきだろう。
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