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自動車保険が安くなる! 運転解析端末スマートドライブ

2015年09月11日 15時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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運転情報をデバイスとスマホアプリで解析する

 自動車は買うときよりも、買ったあとのお金が大変だ。

 ガソリン代、自動車税、駐車場代、車検費用などもろもろ計算すると年間40万円が維持費で飛んでいく、なんていうのもよくある話。

 維持費を下げる手段として、スタートアップのスマートドライブ(SmartDrive)が開発している車載端末が『ドライブオン』(Drive On)。自動車につけっぱなしにするだけで、流動費を下げられるようになる。

 ドライブオンはFMトランスミッターのように小さなデバイスだ。クルマの整備に使うOBD端子につなぐと、自動車の運転情報を取得。ドライブオンはBluetoothで情報をスマートフォンに送り、サーバーで分析、結果を表示する。

「スピード、急制動、急発進、エンジンの状況、ワイパーの動き、外気温計などの情報が取れます。データをスマートフォンに送信するため、ワイパーとGPSの組み合わせにより、ある地点で雨が降りはじめた瞬間をとらえたりもできます」

 スマートドライブ代表の北川烈CEOはそう説明する。

DriveOn

 データが蓄積されていくにしたがい、アプリは運転手の傾向を学習。運転手に、自動車の健康状態や、運転の特徴にもとづいたアドバイスをする。アドバイスにしたがって自動車を扱えば、燃費などが下げられるようになるというわけ。

 電源はOBD供給なので、さしっぱなしで10年間は使える。車検のときにだけはずせば、あとはただ自動車に乗っているだけでいいというしくみ。いまは実証実験中、ハードウェアは数千円で販売予定だが、いずれは無料化したいと話す。

 驚くべきは、ドライブオンによって保険料まで下げられるということだ。

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