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自動車保険が安くなる! 運転解析端末スマートドライブ

2015年09月11日 15時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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大企業よりイノベーションを早く進める

 大企業主導では、“自動車ビッグデータ”時代はシナリオどおりのスケジュールでしか進まない。しかし、自分たちのようなスタートアップが入っていくことで、時計の針を進めることができるのではないかと北川代表は考えている。

「われわれは、まったく新しい世界観をつくるより、来るべき未来をつくりたい。そのためにはスピードが大事なんです」

 現在、内閣官房は高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)を通じ、2030年を目安とした官民政策のロードマップを引いている。

 しかし、大企業の構造は基本的に縦割りだ。規格ひとつとっても争いがたえず、動きが遅い。そこにスタートアップが第三者として先鞭をつけることで、すばやく業界を変えていくチャンスがあるのではないか、というわけだ。

「IoT(インターネット・オブ・シングス)はみんな言いますが、何ができるのか分かりづらい。安全に運転していれば保険料が下がるという、分かりやすい面を日本でつくり、世界に持っていけるような事業展開を意識しています」

 日本の運転手たちを喜ばせたあと、世界に向かうという北川代表。若さある勢いが好ましいが、まずはドライブオンを試してみたい。


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