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動画配信サービスに力を入れるべくリニューアル

映画ファンにすべて出す、30万タイトルのTSUTAYA TVの逆襲

2015年08月31日 17時00分更新

文● 西牧/ASCII.jp

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セットプランにすることで実質30万タイトルに

 説明を受けている間、横森氏から何度か「実現したいのは国内で最も品揃えが豊富なサービス。“ないものはない“状態にしたいし、ユーザーが探したときにちゃんと見つかるようにしたい」という言葉を聞いた。

 最初に述べたとおり、TSUTAYA TVの動画配信は5万作品。確かに数は多いが、“ないものはない”とは言いがたい。しかも国内最大級をうたうU-NEXTの配信作品総数は11万7922本(8月30日時点、カラオケなども含む)なので、劣っているようにすら見える。それでも横森氏が自信をのぞかせる理由は、TSUTAYA DISCASとのセットプランだ。

 TSUTAYA DISCASだと18万作品が借りられる。TSUTAYA TVと合わせれば合計23万作品、シリーズものの作品などを考慮してタイトル数に変えると、およそ30万タイトルがネット経由で見られる、あるいは借りられる。

 TSUTAYA DISCASは毎月借り放題で月額1865円(税別)、送料無料で延滞金も発生しない。TSUTAYA TVは月933円(税別)で、セットプランは月2417円(税別)という価格設定になっているので、セットがお得なのは言うまでもない。

 支払方法はクレジットカード、ドコモ ケータイ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払があり、9月下旬にはTポイントでの支払いにも対応する。

 リニューアルによって、数ある動画配信サービスを選ぶ際の選択肢に間違いなく入ることになるだろう。タイトル数の増加もユーザーにとってはうれしいかぎり。

 気になるのは動画配信だと毎月見られる新作が2本に限られていること。新作を豊富に取りそろえていることが強みであるのに対し、この制約がどこまでユーザーに受け入れられるのか。まずは最大で1ヵ月間の無料コースを試してみるのもいいだろう。

 Netflixのサービスインが9月2日、Amazonのプライム・ビデオは9月中に提供開始がアナウンスされている。これから動画配信を利用するのも、今まで使っていたサービスを見直すにも絶好のタイミングだ。TSUTAYA TVのリニューアルはユーザーにとってうれしい悩みとなるだろう。

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