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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第59回

外も中もアレを意識している!? ZTE製「g03」は意外とアリなミドルクラスのSIMフリー機

2015年08月29日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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ZTEが放つミドルクラスのSIMフリースマホ
「g03」はなかなかの実力者だった!

 MVNO向けにSIMフリー端末が国内でも多くなった。一部でハイスペック機が登場しているが、多くはミドル~エントリークラスで価格を抑えた端末が多い。

 今回紹介する“gooのスマホ”「g03」(端末自体はZTE製の「Blade S」)もその1つになる。見た目はちょっと某端末に似ているが、中身はかなりしっかりしているうえに、NTTレゾナントが運営する「goo SIM SELLER」(関連リンク)で税抜3万円と、格安SIMの運用としてアリな端末だ。それではさっそくチェックしていこう。

5型だが持ちやすいデザイン

 g03は5型IPS液晶を採用しており、解像度は720×1280ドット。5型クラスのハイスペック機の多くはフルHD(1080×1920ドット)、もしくはそれ以上だが、g03はミドルクラスの価格帯ということで妥協すべき部分だろう。

 サイズは約70.7×144×7.7mm。横幅はごくごくフツーで、7.7mmとサイズに対して薄い点が特徴だ。次に外観だが、雰囲気としてはiPhone 6シリーズっぽい。前面と背面とも末端部が丸みを帯びた形状をしており、グリップ感は良好だ。

 ただ、見た目はしっかりしているのだが、部材についてはコストカットがうかがえ、高級感があるというわけではない。ただし、ジャケットや保護フィルムを使うのであれば、あまり気にならないだろう。

本体正面。ホームキーなどはタッチ式を採用している。雰囲気としては、やはりiPhone 6シリーズだ

本体背面。アウトカメラにLEDライト、スピーカーと普通のレイアウトだ。またgooのロゴは控えめ

本体頂部。ヘッドフォンジャックがある。後述しているが、旭化成エレクトロニクス製AK4375AをDACに採用している

本体底部。マイクとmicroUSB端子がある。またmicroUSB端子の位置はセンターではなく、右に寄っており、HTC端末のお約束と似ている

本体左側面。SIMカードスロット×2がある。nanoSIMを採用

本体右側面には電源/スリープボタンとボリュームボタンがある

 スペックを見てみると、Snapdragon 615(1.5GHz+1GHz)を用いている。同じオクタコアで発熱がボトルネックとなった感の強いSnapdragon 810との体感速度差は感じられない。メモリーは2GB、内蔵ストレージは16GBと、このあたりはミドルクラスらしい。

 microSDHC(最大32GB)まで対応するが、DACを搭載しているわりに音楽をたくさん持ち歩けないのは、やや不満。ただ、通信量制限のないSIMを選べば、Apple MusicやLINE MUSICなどの選択肢はあるので、使い方次第だろう。そのほか、対応バンドなどについては下記の表どおりで、ドコモXiの3バンドに対応する。

「g03」の主なスペック
メーカー ZTE
価格 3万9800円
ディスプレー 5型液晶
画面解像度 720×1280ドット
サイズ 約70.7×144×7.7mm
重量 約132g
CPU Snapdragon 615(1.5GHz+1GHz)
オクタコア
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
外部ストレージ microSDHC(最大32GB)
OS Android 5.0
対応バンド LTE:1/3/19、3G:1/6/19
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:13メガ/イン:5メガ
バッテリー容量 2400mAh
防水/防塵 ×/×
SIMサイズ nanoSIM
カラバリ プラチナシルバー、プラチナピンク

(次ページでは、「なかなか軽快な動作のソフトウェア」)

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