MacBookに採用されたことで注目を集めている「USB Type-C」。自作PC向けパーツでも拡張がカード登場しはじめ、Chromebookでも搭載製品が増えてきている。
従来のUSBと比べてのメリットは、最大10Gbpsのデータ転送速度や双方向の給電仕様などのほか、上下方向関係なく差せるリバーシブル対応でもあり、USB Type-Aの“端子の上下を確認する”という呪縛から解放されるのも利点だといえるだろう。
というわけで今回は「SanDisk Dual USB Drive Type-C」(SDDDC-032G-J35)をチェックする。7月発売予定で、予想実売価格は1万円前後だ。
回転機構がカッコいい!
USB Type-AとType−Cに対応するUSBストレージ
SanDisk Dual USB Drive Type-Cは、USB Type-A、つまりよく見るUSB端子とUSB Type-Cに対応するUSBストレージだ。
幅12.71×奥行き42.76×高さ18.8mmの極小サイズで、回転させることでカバーからいずれかの端子が顔を出すというもの。また同社はUSB Type-AとType-B両対応のUSBストレージを販売しているため、その拡張版といった立ち位置の製品になる。
使い方としてはUSBストレージそのものだ。端子側の形状に合わせて差す方を選ぶだけでよく、使い方に関して困る人は少ないハズ。また、現状ではUSB Type-Cに対応するクラムシェルPCはMacBookとChromebookくらいで、USB Type-C単体での実用範囲は狭い。
どちらかといえば、本製品のようなUSB Type-Aにも対応する製品であるほうが、規格依存に陥りにくく都合がいいといえる。上記のように利便性からUSB Type-Cは今後普及していくと思われるが、まだ登場したばかりだ。
USB Type-AとUSB Type-B(とくにmicroUSB)はスマホではメジャーなデータ通信/充電手段であり、この部分の塗り替えが順調にいけばいいのだが、それは今年の後半以降のお話といったところだ。
そういう状況からすると、SanDisk Dual USB Drive Type-Cの登場は必然といってもいいだろう。ともあれ、回転機構がかっこいいので、USB Type-Cなんて当分お世話にならないという人であっても、胸アツな部分はあるのではないだろうか。
(次ページに続く、「現状、ストレージ容量は32GBのみ」)
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