カメラの進化は驚異的なレベル
スマホを選ぶうえで重要な要素のひとつがカメラ。S6のアウトカメラは光学手ぶれ補正を搭載し、1600万画素、F1.9といったスペックだ。画素数は一般的な数値だが、その先の処理で画質は変化する。結論としてはホワイトバランスも良好で、発色もよく、扱いやすいカメラになっているため、シーンを選ばず、オートで写真を撮っても満足いくものが撮影できるだろう。また細かい設定もとくに不要なので、カメラ重視派も店頭でチェックしてもらいたい。
次にインカメラ。多人数でのセルフィーにも対応するためか、ワイドな120度のレンズを採用している。こちらもF1.9で、500万画素。多人数撮りに対応しつつ、キレイに撮れるので、セルフィー好きにはオススメ。
注意点としては寄ったカットの場合、120度とワイドであるため、歪みやすいこと。たとえば、斜め上45度からの定番カットの場合でも、妙な小顔効果が生まれやすい。逆に歪みを利用して胸を強調といったテクも可能だが、慣れが必要だろう。ともあれ、これも店頭で必ずチェックしよう。
【まとめ】目立つ部分は少ないが、絶対的な安定感
Galaxy S6は、Galaxy S6 edgeと並べると見た目は地味だがとても持ちやすく、Galaxy S6 edgeとは異なる部分、つまりスタンダードな部分で勝負している印象だ。ベーススペックはオクタコアサムスン電子製Exynos 7420で処理性能は高く、カメラ性能についても申し分ない。Galaxyシリーズとして定番化した有機ELディスプレーも画素密度(ppi)が高くて満足感もある。
ストイックにデザインレベルからリフレッシュさせたGalaxy S6は、2015年夏モデル群を見て、迷ったらとりあえず手に取ってみると、端末の良さが伝わってくるスマホだといえるだろう。
この連載の記事
-
第520回
スマホ
ライカカメラ搭載の 「AQUOS R9 Pro」に約20万円の価格以上の価値を感じた -
第519回
スマホ
ドコモ以外からも売られる新らくらくスマホはガラケー的UIと進化した健康管理機能で勧めやすい1台 -
第518回
スマホ
モトローラの縦折りスマホ最高峰「motorola razr 50 ultra」は強化されたAIが楽しい -
第517回
スマホ
安く買えて普段使いに問題なし! バランスが良いオススメのミドルレンジスマホ3選 -
第516回
スマホ
カメラやAIの性能に違いはあるのか? Xiaomi 14Tと14T Proを使い比べてみた -
第515回
スマホ
日本発売が決定した可変絞りカメラ搭載のハイエンドスマホ「nubia Z70 Ultra」速攻チェック -
第514回
スマホ
2人同時に音楽を楽しめる青春スマホ「nubia Music」に新しい可能性をを見た -
第513回
スマホ
4万円で買えるゲーミングスマホも! コスパに優れたデザインスマホ「realme 13」シリーズがアツイ! -
第513回
スマホ
100倍望遠が実用的なスマホ「vivo X200 Pro」はカメラ性能が変わらず最強だった -
第512回
スマホ
ツァイスカメラ搭載のスマホ「vivo V40」は可変色LEDライトでポートレート撮影も得意 -
第511回
スマホ
価格も性能も妥協したくない人にオススメの王道ハイエンドスマホ3選 - この連載の一覧へ