5.管理者ユーザーの設定
ステータス画面の「Drobo5N」と書かれた下に「ここをクリックすると、本Droboデバイスのパスワード保護ができます」というリンクがあるので、クリックして管理者ユーザーを作成しておこう。作成した管理者ユーザーとしてログインすると、Droboの電源オン/オフ、リセット、Drobo本体の初期化や設定の変更などが行なえるようになる。一方、管理者ユーザーを作成しないままだと、これらの重要な操作や変更が誰でも自由にできてしまうことになる。
管理者ユーザーのパスワードは再設定することもできるが、その際にDroboに記録されたデータは全消去される。情報漏えい対策としては素晴らしいのだが、ミスで全消去されると「大災害」なので、管理者ユーザーを作成したうえで、パスワードはしっかりと管理しておこう。
6.Publicフォルダーへのアクセス
Drobo 5Nが問題なく稼働しているのを確認できたら、Mac OS XやWindowsからアクセスしてみよう。Mac OS Xの場合はFinderの「サーバへ接続」(Command+K)で「afp://(DroboのIPアドレス)/Public/」を入力する。
またWindowsでは、エクスプローラーのアドレスバーに「\\Drobo5N\Public」と入力すればいい。うちのWindows環境では「ネットワークの場所」に、最初から登録されていた。
ここまでで、Drobo 5Nの設定は完了である。特に専門知識が必要な局面もなく、平易な日本語で書かれたマニュアルを読み進めれば、誰でもネットワーク上の共有ストレージを手に入れられるはずだ。
さっそくDrobo 5Nを使いまくってみる
現状では、1TBのSATA HDDを2台搭載した最小構成なので、共有ストレージの容量は0.9TBほどとなる。容量は後で増やせるので、まずはどんどん使っていけばいい。いろいろとファイルをDrobo 5Nにコピーしていくと、本体下部に青色のLEDが点灯し始めることに気付くだろう。
これは、ストレージの容量をどの程度使用しているかを大まかに示すバーグラフであり、全部で10個ある。当然1つが10%を示すわけだが、実際には5%ほど使用したところで最初のLEDが点灯し、2つ目は15%くらいで…… というような仕組みになっている。
調子に乗ってたくさんのファイルをコピーしていると、バーグラフの7個目まで点灯し、実効容量の2/3ほどまで使ってしまったことに気づいた。Drobo Dashboard上からも、使用状況は確認できる。空き容量がもっと逼迫してくれば、Drobo Dashboard上でも警告が出るが、今回はそこまで待たずにHDDを追加することにした。
(次ページ、「Drobo 5Nに3台目のHDDを追加する」に続く)
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