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約8年振りのメジャーバージョンアップ、組織改編やIFRSへの対応も強化

クラウド型も登場、連結会計システム新版「DivaSystem 10」

2015年06月02日 09時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 連結会計/グループ経営管理ソリューションを開発するディーバは6月1日、連結会計システムの最新版「DivaSystem 10」を6月22日より提供開始することを発表した。約8年ぶりのメジャーバージョンアップで、新機能追加やユーザーインタフェース(UI)刷新に加え、中堅中小企業向けのクラウド型サービスも新たに開始する。

約8年振りのメジャーバージョンアップとなる「DivaSystem 10」では、3つのテーマに基づき大幅な機能改善が行われた

 DivaSystemは、国内で高いシェアを誇る連結会計ソフトウェア。同社によれば、時価総額トップ100社のうちの49社(2015年3月末時点)を含む800社以上への導入実績がある。新版のDivaSystem 10では、「New UI」「New Utility」「New Usage」という3つのテーマの下、大幅な機能改善を行った。

 まず“New UI”として、提供開始以降初めてとなるUIの大幅な刷新が行われた。具体的には「業務プロセス視点のメニュー」や、やりたい業務への「3クリックアクセス」をコンセプトとして、未経験者でも直感的に、かつ効率的に業務が行えるよう改良されている。

DivaSystem 10では初めてインタフェースを刷新、直感的かつ効率的な作業ができるように改善された

 “New Utility”としては、組織再編やグループ再編、M&Aなど、組織や資本関係の変更に伴う影響を把握し、迅速に対応するための機能強化が行われた。また、IFRS適用企業への支援実績を基に、IFRS導入をスムーズにするための改良が行われている。

組織再編などで生じる業務の自動化を進め、手作業の手間を軽減

IFRS適用ノウハウを製品に還元し、自動化を進めた

 使い方の刷新を意味する“New Usage”としては、これまでExcelファイルのメール添付で行われていた社内/グループ内コミュニケーションを、ブラウザベースの新たなツールで刷新する「DivaSystem FBX」(有償オプション)が提供される。

Excelデータをブラウザベースのツールで簡単に収集/分析する新しいモジュール「DivaSystem FBX」

 さらに、クラウド型で提供する「DivaSystem 10 Cloud」も発表されている。中堅中小企業を対象としたサービスで、月額13万7500円から。

 DivaSystem 10は、DivaSystemの既存顧客には保守料金内で提供される。ディーバでは、既存顧客のバージョンアップと新規導入を合わせ、2016年度を通して200社への導入を目標としている。

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