【体験レポート】ヘビーモバイルするならRZ4のここに注目!
月刊アスキー時代には、モバイルノートの黎明期からさまざまな新製品の登場に立ち会い、エポックメイキングな数多くの製品に触れてきた遠藤諭。1989年から、パソコンはノートと決めており、ポケットサイズの超小型機から本格的なフルスペックのノートまで、本人もいくつ使ったか分からないぐらいの数の機種を愛用してきた。
- 携帯性、そして軽量性の魅力
- デザインと構成を選べる魅力
- 常時つながるという魅力
そんな遠藤が関心を持ったのは以上の3点だ。
■ポイント1:携帯性、そして軽量性の魅力に迫る!
レッツノート RZ4の魅力はやはり携帯性の高さ。ノートは大画面化が進んでおり、一般的なモバイルノートでは13.3~14.0型程度のディスプレーサイズが主流になっている。画面の広さにはもちろん魅力があるが、常時持ち運ぶなら、カバンのスペースの確保も重要なポイント。レッツノート RZ4の10.1型はカバンのスペースを節約できるという意味できわめて有効な選択肢だ。
しかも解像度は1920×1200ドットあり、縦方向(短辺)も含めた情報量に不足はない!
ちなみにこのサイズ、B5サイズの紙のノートとほぼ同じ大きさだ。紙のノートは長い年月を経て使いやすく、持ち運びやすいということで選択されたサイズ。多くのカバンもこれに適したサイズで作られており、合理的に持ち運べる点はいうまでもない。
そしてやっぱり驚かされるのはその軽さだ。約745gからの軽量なボディー(LTE対応モデルは約770g)は手にすると既存のノートパソコンはもちろん、より軽量な10型クラスのタブレット機と比較しても十分軽いと感じる。縦位置に構えて、Windowsの機能をタッチで使うのにも負担なし。
■ポイント2:デザイン、そして構成を選べる魅力を探る!
第2のポイントはデザイン。今回試用しているのは店頭モデルに新たに加わった“ウォームゴールド&カッパー”の組み合わせ。これ以外にも直販サイトのパナソニック ストアでは、オーソドックスなジェットブラック、シルバーダイヤモンドに加え、カラフルなサンダーブルー、ライジングレッド、そして新色のタンジェリンオレンジなどが選べ、カスタマイズする楽しさを味わえる。
またよりスペックにこだわるヘビーユーザーなら、16GBメモリーが選べる直販限定のプレミアムモデルにも注目したいところ。
またヘビーモバイラーならデザインだけでなく、つくりの確かさにも注目したいところ。レッツノート RZ4を裏返してまじまじと眺めると、合計18本ものネジが使用されている。これは単にカバーを止めるだけでなく、ネジも使って本体の強度を保つための工夫だ。しかもそのネジは本体と同じ色に着色されている。こういった部分にも開発陣のこだわりがあふれている。
小型軽量なボディーでありながら、拡張性についてはUltrabookの中でもかなり充実している点に驚かされる。最近ではモバイルノートの端子は削減される傾向が強く、本体自体は小型でもカバンの中は各種変換ケーブルであふれてしまうということが多い。この点レッツノート RZ4はHDMI端子はもちろんアナログRGB出力を備えており、しかもUSB 3.0は左右に合わせて3ポートも持っている。有線LANの接続まで可能だ。このあたりは国内ユーザーのビジネス環境をよく知っているパナソニックだからこそと言えるだろう。
これらの端子はいずれもフルサイズであるという点にも注目。周辺機器とつないで機能を拡張できるというのがパソコンの特徴であるし、タブレットでは外部出力端子の不足(特にディスプレー接続)が難点になることが多いので、うれしい部分だろう。