ESETは、現在、世界でシェア5位に位置づけるセキュリティソフトウェアベンダーだという。そして、日本では現在4位のポジションにあるという。だが、特筆できるのは、いずれの市場においても、最も成長率が高いベンダーになっているという点だ。
日本では、キヤノン、ホンダ、東芝、三菱自動車などに導入実績があり、約60億円の事業規模に達しているという。
ESET イグナシオ・スバンパトCSO/CMOは、「日本においても、さらに順位を高めることができるだろう。日本ではひとつ順位をあげて、3位を狙っていきたい。また、世界では5位だが、これも3位にしたい」とする。
キヤノン IT ソリューションズ 執行役員 セキュリティソリューション事業部長の近藤伸也氏も、「日本においては、高い成長を遂げているものの、まだ10台に1台であり、成長させる余地がある。大手に比べて、ブランド認知度が低いところが課題。4月1日から、新たな組織を作り、大規模ユーザー向け販売を強化しているほか、医療分野などへの特定業種や、POSなどの特定デバイスへの取り組みも強化したい。また、ESETセキュリティパートナープログラムを通じて、パートナー向け支援策も強化したい」とシェア拡大に向けて意欲をみせる。
日本のユーザーの声を反映した新製品を擁して、ここで一気にアクセルを踏む考えだ。
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