先日、富士フイルムからお借りしたミラーレス一眼の「X-T1」を首から提げ、ぶらぶらと都内を散歩してたのである。2014年に登場したハイエンドモデルで、頭がぴょこんと飛び出た昔の一眼レフ風スタイルなのが特徴。
今回のレンズは18-135mmのF3.5-5.6。ほんとはもうちょっとコンパクトで明るいレンズがいいのだが、ぶらぶら散歩しながら猫を撮るとなると、多少望遠に強い方がいいのだ。
猫目的ではないんだけど、目の端に猫を見つけたら当然頭がスパッと「猫撮影モード」に切り替わるのはいつものこと。
いやあ、一瞬で切り替わるのが面白いもので、道をトトトッと横切って狭い路地に入る白黒の猫を見かけたとたん、抜き足でそのあとを追っちゃうのだ。
さて、さっきの猫はどこに隠れたかな、と思ったら、車の脇に発見。
そんなとき、やはりモニターがチルトするミラーレス一眼が使いやすいなと思うわけである。それでも地面にいる猫を猫目線で撮るには這いつくばるギリギリのポーズになるわけで、目の前にいる猫と、脇にいた工事のおっさんに胡散臭い目で見られつつ撮影。
ちょこんときれいに座ったきれいなハチワレ猫なのでありました。
でも、このあとはなかなか猫に出会わず。今日は猫運がない日だからあきらめようかなと歩いてたら、ふと、思い出した。
数日前に聞いた猫がいる神社の話。確かこの近くだったはず、とiPhoneで現在地との位置関係を確認し、ダメモトで(相手は猫なので行けばいるとは限らない)足を向けてみたのだ。
(次ページに続く、「猫に触ろうと手を伸ばす少年と、それに気づかないフリをする猫)」

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