このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

時事セキュリティが5分でわかる 第17回

婚活サイトの「イケメンで現実的な範囲で高収入な会社経営者」は罠かも

「年収1000万のイケメン」に注意!? 女性を狙う婚活サイト詐欺

2015年04月16日 18時00分更新

文● まかふぃーぶ 編集●ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

悪質な詐欺にひっかからないために

 「対策として、まずメッセージングアプリは、連絡先を知らない人からのメッセージを受信しない設定にすること。できれば、IDで検索できない設定にもしておいたほうがいいでしょう。

 私が話を聞いたパターンとしては、1. イケメンで、2. 現実的な範囲で高収入、3. 会社経営というパターンが多かったので、婚活サイトを利用していて、そんな相手から突然メッセージが来たら、十分に気を付ける必要があると思います(三上氏)」

なぜか悪質なサイトに近寄れない!?
自動シャットアウトしてくれるセキュリティアプリが安心

 今回のエピソードに登場するような出会い系をはじめ、世の中には悪意を持った人間が運営するサイトや、悪意あるマルウェアを埋め込んだサイトが少なくない。しかし、あるサイトが安全か否かを自分自身で判断するには、それなりの手痛い経験や“ヒヤリハット”事例を糧にする必要がある。とはいえ、その経験を積んでいる最中に巧妙な詐欺にひっかかってしまっては元も子もない。

 そこで導入しておきたいのが、危険と思われるサイトを自動的にシャットアウトしてくれるセキュリティアプリ。たとえば「McAfee LiveSafe」のサイトアドバイザー機能なら、アプリが危険と判断したページに飛ぼうとすると「注意!本当に移動しますか?」と警告ページが出現する。

判断がつかないURLも自動シャットアウトしてくれる。万が一の誤クリック時も安心だ

 ページにマルウェアが埋め込まれていたり、ページ内のリンクに危険なURLが混入している可能性がある場合など、普通は気付かない罠を事前に察知してくれる。『自分だけは大丈夫』という慢心は捨てて、転ばぬ先の杖を用意しておくのが賢いセキュリティ対策だ。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事