駒となるのは16車種40台のトヨタ車
駒となるリアルな自動車は各陣営8車種20台。両陣営で16車種40台のトヨタ車が55m×33.3mの盤面を動きまわることとなる。羽生名人の駒はトヨタの過去の名車。
そして王将となるのは、1962年の2代目トヨペットクラウン。1963年の第一回日本グランプリでクラス優勝を果たしたこともあるモデルだ。
オープニングセレモニーで振り駒を終了し、自陣へと戻っていく際に羽生名人が乗り込んだ王将のクラウンは、なんとレーシングカー。第一回日本グランプリ優勝ドライバーだった多賀弘明さんが、80歳の記念に2014年の「もてぎEnjoy耐久」に出場したレーシングカーそのものなのだ。
羽生名人はこともなげに乗り込んだクラウンだが、レース用にロールバーが張り巡らされている本物のレーシングカー。燃料タンクもレース用の安全タンクで、足回りにはごっついスタビライザーまで用意されている。
また、対局の休憩時間では専門のメカニックが調子を整えるために整備を行なうという念の入り様だ。