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標準メモリーは4GB、フラッシュメモリーも64GB!

8型低価格タブとは違う高品質! 10.1型Atomタブ-「ARROWS Tab QH55 WQ1/S」 (1/2)

2015年02月06日 10時00分更新

文● 高橋量

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 富士通の2014年秋冬モデルとして発売された「ARROWS Tab WQ1/S」は、直販サイト「富士通WEB MART」限定販売の10.1型タブレットだ。4GBメモリー、64GBフラッシュを搭載し、ディスプレーはWUXGA(1920×1200ドット)のIPS Alphaパネル。さらにUSB 3.0や指紋センサーも搭載するなど、高性能なタブレトに仕上がっている。2万円台の低価格なWindowsタブレットではパフォーマンスに不満が出てきた、より大きなディスプレーが欲しいといったユーザーに最適な製品と言えるだろう。

 この「ARROWS Tab WQ1/S」は、店頭販売向けのカタログモデル「ARROWS Tab QH55/S」をベースにしつつ、ストレージ容量や液晶パネルなどのパーツをカスタマイズできる点も特徴だ。最小構成価格は7万3288円からとAtom搭載の高性能タブレットの中ではリーズナブルといえる。そして、必要に応じて128GBフラッシュメモリーや、デジタイザーペンなども選べるのだ。

 今回はこの「ARROWS Tab WQ1/S」について、外観面を中心にレビューしよう。

1024段階の筆圧感知に対応するWindows 8.1 with Bing搭載10.1型タブレット「ARROWS Tab WQ1/S」

10.1型ディスプレー搭載で、B5を一回り大きくしたサイズ

 「ARROWS Tab WQ1/S」の本体サイズは、タブレット単体で約幅265.5×奥行188.8×高さ10.2mmだ。接地面積としてはB5サイズをひと回り大きくした程度だと考えれば、サイズ感をイメージしやすいだろう。

高さは約10.1mm。数値としてはそれほど薄くはないのだが、実際に手にするとスリムに感じる

 手にした時の第一印象としては、ベゼルの太さが気になった。実際にベゼル幅を測ってみたところ左右は実測で23mm、上部は22mm、下部は28.5mmとやや太めだ。だが手書き入力用のデジタイザーを内蔵(オプション選択時)していることを考えれば、ある程度のベゼル幅はやむを得ないのかもしれない。もっとも、Windows 8.1タブレットの平均サイズと比べると接地面積自体は標準的である。筆者が普段から狭額タイプのモデルを見慣れているため、太く見えてしまったのかもしれない。

左右のベゼルは実測で23mm、もっとも太い下部は28.5mmだった

 重量は約680gと、10.1型Windows 8.1タブレットのなかではやや重めだ。と言っても、持ち歩きにはまったく問題ない。片手で長時間持ち続けるのはやや厳しいかもしれないが、両手でしっかりホールドするように持てば重さは感じないはずだ。重心がほぼ均一に保たれているので、上下左右のどちらかに傾くようなこともなかった。

ボディの素材は樹脂製で、本体カラーはシルバーだ。表面にはグリップ感を高める格子状の3Dテクスチャーが刻み込まれている

液晶ディスプレーは1920×1200ドットのIPS Alphaパネル

 液晶ディスプレーには、解像度は1920×1200ドットのIPS Alphaパネルを採用している。標準構成では光沢のあるグレアパネルが採用されているが、購入時のカスタマイズオプションから光沢を抑えたノングレアパネルを選択可能だ。グレアパネルはコントラストが高く発色に優れているのが特徴。それに対してノングレアパネルには、光の反射が少ないため目の疲れを抑えられるメリットがある。利用スタイルに応じて最適なパネルを選びたい。

試用機で採用されていたのは、光沢ありのグレアパネル

 液晶面には保護シートが貼られていたため、ハーフグレアのような印象だった。シートの影響で視野角はやや狭まるが、パネルを保護しながら長期間使うことを考えれば積極的に利用したい。

 「ARROWS Tab WQ1/S」の特徴のひとつとして、解像度が1920×1200ドットである点が挙げられる。10.1型のWindows 8.1タブレットの多くが1280×800ドットあるいは1366×768ドットの解像度を採用しているなか、高解像度でフルHDよりも広いデスクトップを利用できるのは大きなアドバンテージだ。画素密度は約224dpiと高めだが、Windows 8.1のスケーリング機能でデスクトップが拡大表示されているため、小さくて見えづらいということはない。

「ARROWS Tab WQ1/S」のデスクトップ

1920×1200ドットと1920×1080ドットのサイズ比較。フルHDのデスクトップよりも、タスクバー3本ぶん縦方向に広い(「ARROWS Tab WQ1/S」のスケーリングを100%に設定した場合)

高精細で文字も美しく表示される

 解像度が高いため、映像はかなり精細だ。写真や動画はもちろん、ブラウザーや電子書籍の文字もドット感がなく非常に美しく表示される。一度に多くの情報が表示されるため、文書の閲覧や情報収集にも向いている。PCのように作業するという点では、解像度の高いモデルに分があると言っていい。

フルHDの動画を等倍で再生しても、タイトルバーやタスクバーが表示される余裕がある

低解像度のタブレットで電子書籍を読むと文字のドット感が気になるが、WUXGA表示なら文字が精細で読みやすい

 快適な手書き入力に欠かせないデジタイザーに対応している点もポイントだ。標準構成では非対応で購入時の追加オプションとなるが、オプション価格が6640円(期間限定のキャンペーン価格、2015年1月26日現在)とリーズナブルなので、ぜひとも追加しておきたい。1024段階の筆圧感知対応で、書き心地は抜群。手書きメモはもちろん簡単なイラストを描くのにも利用可能で、活用の幅がグンと広がるだろう。

1024段階の筆圧感知が可能なデジタイザーに対応。オプションを追加することで、本体に収納可能な専用ペンも付属する

富士通 ARROWS Tab Wi-Fi

(次ページ、「フルサイズのUSB端子+指紋センサーで使い勝手に優れる」に続く)

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