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特殊詐欺撃退の決定打に!? シャープが振り込め詐欺対応ファクスを発表

2015年02月05日 14時08分更新

文● ASCII.jp編集部

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 シャープは5日、振り込め詐欺対策を施したファクシミリを2月27日に、コードレス電話機を3月13日に発売すると発表した。

ファクシミリとコードレス電話タイプがある

 ファクシミリは、子機1台の「UX-AF90CF」(予想実売価格3万円前後)と子機2台の「UX-AF90CW」(同4万円前後)、コードレス電話機は、子機1台の「JD-AT80CL」(同1万7000円前後)と子機2台の「JD-AT80CW」(同2万8000円前後)というラインナップになる。

 今回の新製品は以下のような機能を搭載している。

  1. 電話帳に登録されていない電話番号からの着信に対して、赤いランプで知らせる
  2. 自動メッセージで相手に名前を名乗るように促すモードを搭載。相手の名前を確認してから電話を取るかを決められる
  3. 非通知の電話は自動で通話を拒否
  4. 事前に録音する旨の警告メッセージを流し、実際に通話を録音する
  5. あらかじめ登録した近親者の電話番号にワンボタンで発信する「あんしん相談ボタン」を装備
  6. 電話帳に登録されていない相手との通話後、音声で怪しい電話でないか注意を喚起する
  7. 電話帳に登録されていない相手との通話後、今後着信を許可するか拒否するかを簡単に設定できる

 同社のデジタル家電事業本部 モバイルソリューション事業部 事業部長の辰巳剛司氏によれば、振り込め詐欺に有効な対策として言われているのは、「怪しい電話には出ない」「通話を録音していることを相手に警告する」「怪しいときは身近な人にすぐ相談する」の3つ。

 上記機能のうち、1~3は怪しい電話には出ないという対策が自動的に実行され、通話の警告・録音は4、身近な人に相談は5~7で対策する。

通常は緑に光る着信ランプだが、電話帳にない番号からの着信は赤いランプでお知らせ。自動応答に切り替わり、相手に名前を尋ねる
通常は緑に光る着信ランプだが、電話帳にない番号からの着信は赤いランプでお知らせ。自動応答に切り替わり、相手に名前を尋ねる
名前を確認した時点で拒否するかどうかを決められる
名前を確認した時点で拒否するかどうかを決められる
怪しい電話がかかってきて不安を感じたときは、「あんしん相談ボタン」を押すだけであらかじめ登録した電話番号に電話をかける 設定は後から変更できる
怪しい電話がかかってきて不安を感じたときは、「あんしん相談ボタン」を押すだけであらかじめ登録した電話番号に電話をかける設定は後から変更できる

 これらの機能は出荷状態ですべて有効となっており、後から機能のオン/オフの設定も可能だ。

本製品の機能を説明する、シャープ デジタル家電事業本部の辰巳剛司氏 本製品の機能を説明する、シャープ デジタル家電事業本部の辰巳剛司氏

 同氏によると、固定電話の購入者の約73%はシニア層であり、また固定電話におけるトラブルも多発している。たとえば、振り込め詐欺などの電話を受けたことのある高齢者は5人に1人、しつこい勧誘を受けたことのある人は3人に1人という調査結果があり、振り込み詐欺の被害者像と固定電話の被害者像はかなり近いと指摘する。

 さらに、2014年は特殊詐欺の被害総額が過去最悪(約559億円)になるなど、対策の必要性を訴えた。

 最近は固定電話に接続することで、相手への警告と通話の録音などが行なえる外付けアダプターが効果があると言われている。しかし、今回の新製品なら難しい接続の手間がなく、高齢者でも安心して使用できるとのことだ。

足立区における社会実験について説明する足立区危機管理室の伊藤三津夫氏 足立区における社会実験について説明する足立区危機管理室の伊藤三津夫氏

 さらに、本製品は今後、足立区で社会実験の機材として活用される。足立区危機管理室 危機管理課 課長の伊藤三津夫氏によると、足立区は65歳以上の人口が24%を占め、2013年、2014年においては100件、3億円を超える被害が報告されているとのこと。

 そこで、本製品を100世帯にモニターとして貸出し(または提供)、その効果を確認する。有効だという結果になれば、補助金を導入することも前向きに検討するとのことだ。

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