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世界最軽量の13.3型ノートが登場

やっぱり軽い、驚くほど軽い、タッチが進化した「LaVie Hybrid ZERO」

2015年02月03日 11時00分更新

文● 編集部

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3モデル構成だが、それぞれに特徴があり、結構悩む

 最後に性能に関しても簡単に触れておこう。

 ただし今回は発売前の試作機ということで、計測値は示さず、各モデルごとの相対的な値の差だけにとどめる。まずPCMark07などの結果を見ると、Core i5-5200U搭載の中位・下位モデル(HZ550/AとHZ650/A)と、Core i7-5500U搭載の上位モデル(HZ750/A)の間で、約14%の差が出た。このあたりはクロック周波数の差(2.2GHzと2.4GHz)と大体一致する印象だ。

PCMark07の結果。Core i7搭載のHZ750/Aは、ひとつ抜けた5000前後のスコア

 バッテリー駆動時間に関してはJEITA 2.0基準による公称値でHZ750/Aが約9時間、HZ650/Aが約11.6時間、HZ550/Aが約6.9時間。モデルごとにかなりの開きがあるが、HZ550/Aを1とした相対的な数値で見た場合、HZ750/Aは1.58倍、HZ650/Aで1.67倍長時間の駆動が可能という結果が出た。

バッテリーベンチマークの結果。最大輝度、無線LAN通信、キーボード入力を一定間隔で継続し、100%から10%まで残量が減少する時間を計測。

 これらの数値から分かるように、同じLaVie Hybrid ZEROシリーズに属するといっても、バランス重視、性能重視、軽量性重視と割と特化したコンセプトになっている。だからモデル選びには少し慎重になりたいところだ。

左からHZ750/A、HZ650/A、HZ550/A。ドット・バイ・ドットの100%表示で見たところ。シルバーのHZ650/Aのみ1920×1080ドット、残りは2560×1440ドットとなる。解像度が高ければ画像や文字が見やすくなるが、1920×1080ドットあれば実用上は問題なさそうだ。

 個人的には今回のイチオシはやはり2in1のメリットが存分に感じられるタッチパネル搭載モデル。さらに、Core i5モデルでも性能的には十分であり、バッテリー駆動時間の長さ、そして価格などを考慮すると、中位のHZ650/Aが最適だと感じる。この軽さで2in1というのは大きな魅力だから、そこははずしたくない。

 ディスプレー解像度こそ1920×1080ドットのフルHDパネルにはなるが、IGZO搭載で視認性は十分にいいし、13.3型程度のサイズであればフルHDでも十分だとも思える。本体カラーが他の2モデルとは異なり、シルバーとなり、軽快感を感じさせる点もいい。

 もちろんとにかく軽量さにこだわるならタッチなしのHZ550/Aだし、8GBデュアルチャネルメモリーを含めて最高性能を求めたいというのなら、HZ750/Aとなるのは言うまでもない。そういう意味では、スペックのバランスの取れたHZ650/Aは万人受けするが、こだわり派に向けて性能や軽さに特化した2種類の選択肢も用意しているということで、なかなか心憎いモデル構成だとも言える。

 従来機種の持ち味を保ちつつ、正統的な進化も遂げたLaVie Hybrid ZERO。その発売は間近かだ。選択する喜びも感じながら、発売を待ちたい。

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