iOS 8では、標準の「写真」アプリに細かな編集機能が加えられた。たとえばアプリを切り替えることなく、他社製アプリの機能を呼び出すことができるようになったほか、色や明るさなどの微調整も可能になった。
しかしどんどん編集を重ねていくと、最初の写真はどんな色味だったか忘れてしまい、元画像のよさまで消してしまうことがある。繊細な調整が必要なだけに、大切な思い出写真の加工に失敗してイライラ……なんて事態は避けたい。
実はiOS 8では、編集画面の画像を長押しするだけで、編集前と編集後の比較ができるのだ。編集中に適宜長押しして元画像と見比べていれば、次にどのような調整をすればいいか道筋も立てやすくなる。
また、編集中でなく普通の閲覧モードのときに同じく画像を長押しすると、従来の「コピー」機能のほかに「非表示」機能が追加されている。「非表示」を選択すれば、見られたくない画像をモーメントから消すことができる。ただし、非表示にしてもアルバム内では普通に見ることができるので要注意だ。
そして再度表示するには、「非表示」アルバムから画像を選択し、長押しして「再表示」をタップすれば元に戻る。
iOS 8でアプリ間連携が可能となったが、今までの流れで引き続き他社製アプリを使って加工するiPhoneユーザーは多いだろう。しかし賢い編集機能と使い勝手のよさは、意外と標準アプリも負けていない。他にも気になるボタンをタップしたりスライドしてみれば、今回のような隠れたTipsが発見できるだろう。