スマホを格安SIMを使ってトータルで通信費用を抑える方法は、1台目はフィーチャーフォンを使うことだ。
前回(関連記事)は新規でフィーチャーフォンを契約する方法を中心に考えてみたが、今回はスマホの購入に使った回線をフィーチャーフォンに変更する方法を考えてみたい。別途、格安SIMのスマートフォンやタブレットを用意した場合に音声通話を維持するために避けて通れないのが、音声通話の問題だ。
格安SIMを挿入したスマホとペアで手持ちのフィーチャーフォンをもう一度使ってみよう
XiのSIMがそのまま使えることもあるドコモ
まず基本的な前提として、それまでフィーチャーフォンを使っていたなどして、手元に利用するキャリアの電話機があることを想定して話を進める。自分が使っていたものでなくても、中古購入や他人からの譲り受けでもかまわない。
その中でも、最も簡単にスマホの回線をフィーチャーフォンで使えるのはドコモ。SIMのサイズが合っていればの話(アダプターの利用は自己責任にて)だが、Xi(LTE)の契約回線であってもSIMの差し替えだけでFOMAの電話機で通話できる。iモードを使うにはオプション(iモード契約)を追加する必要があるが、音声通話だけならSIMの差し替えのみで問題ない。
これだけでは何のためにフィーチャーフォンに戻したのかわからないので、データ定額オプションなどを外しておこう。外すのは簡単で、ネット上の「My docomo」からはISPであるspモードを外す手続きをすることで、同時に翌月からのデータ定額オプションを解除できる。
キャリアメール(@docomo.ne.jp)のアドレスを残すためにspモードを維持する場合は、ドコモのコールセンターに電話してデータ定額オプションを外すようにお願いするか、ドコモショップに行くしかない。データ定額オプションだけを簡単に外せないのは、間違ってその手続きをした場合、青天井でパケット料金がかかってしまうため、オペレーターの説明が入る形にするための策のようだ。
spモードを含め、すべてのオプションの手続が終われば、基本料金である2916円で、国内通話がかけ放題の回線が誕生する。また、Xi契約で旧料金プランの場合は通話料は別途必要だが月額802円で音声通話回線を維持可能だ。一時期存在した基本使用料が2年無料というキャンペーンが適用された回線の場合は、Xi契約のままなら有料通話がなければユニバーサルサービス料の月額2円だけで維持できる。
もし、かけ放題のままで料金を抑えたいならば、ドコモショップへ出向いて回線契約をXiからFOMAの「カケホーダイプラン(ケータイ)」に変更することで月額2376円に変更することができる。もっともその場合は、Xi→FOMAの変更手数料として3240円がかかること、必ずドコモショップに出向く必要があるため、半年以上たたないと元がとれない。半年以上使い続ける場合は早めに契約変更しておこう。
なお、同様に契約変更する回線で、過去にバリュープランで携帯電話機を購入した履歴があれば、月額802円からのFOMAのバリュープランを選択することも可能だ。
auは必ずSIM交換&ショップ対応が必要
auのLTE対応スマホを利用している場合は、3G端末であるフィーチャーフォンへはSIMの差し替えだけでは利用できない。これは4G LTEと3GではSIMも含めて別契約であることや、auのフィーチャーフォンに関するSIMの制約があるからだ。
その代わりにauの4G LTE→3G契約の変更手数料は3240円で他社と同額。SIMカードも別途3G契約用のものを提供してくれる。
料金プランは契約変更の場合はかけ放題の「電話カケ放題プラン」(月額2376円)のほか、各シンプル・プランも選択できる。シンプル・プランは端末の持ち込み新規契約ではできないとウェブサイトに記載されており、機種持ち込みでの契約変更の場合でもコールセンターなどで利用できないと案内されることもあるが、2015年1月現在、筆者はシンプル・プランの申込がauショップでできたことを確認している。
auの携帯電話の場合、3Gまでのスマホやフィーチャーフォンではごく一部を除いて最初に挿入したSIMしか認識しない仕組みを採用している(ICロックやレベル2ロックなどとも呼ばれる)。
auショップでは有料(2160円)でリセット作業(ロッククリア)をしてくれるが、今回のような契約変更では持ち込んだ端末のロッククリアも同時にしてくれるので別途の料金は不要だ。逆にauショップに行く際は、実際に使用する携帯電話を持参することを絶対に忘れないことが重要だ。
料金プランはデータ定額、ISP料金などの変更は、auショップでの手続きに同時に済ませてしまおう。なお、以前の一時期にあったLTE端末向けの月額基本使用料無料のキャンペーンは、3Gに契約変更すると終了する。もし、ユニバーサルサービス料の2円で通話できる回線を維持するならば、4G LTE契約を維持するため、スマートフォンのままでパケット通信をオフし、音声通話端末として使うしかない。
(次ページでは、「ソフトバンクも可能だが適用キャンペーンに注意」)
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