見るだけでなく、文字を打つ時間もまだまだ長いのだ
そして外せないのが使いやすいキーボードである。携帯性を重視してスマホやタブレットを持ち運んだ際、ちょっと困るのが長文のメールを返さないといけないシチュエーション。あるいは原稿の加筆修正。パソコンでテキストを打つために、やむを得ず、電話で長々と説明したり、会社に戻って作業するはめになったこともある。
Bluetoothキーボードなどを持ち運ぶ手もあるが、やはりかさばってしまい軽装でいきたいという意図と離れてしまうことも。
しかしレッツノート RZ4ならそんな心配も無用だ。パソコンなので、おもむろにキーボードを打てばいい。必要なデータもそのまま持ち運べるので、「あの画像送りなおして」といった要望や「校正見てすぐ返して!」というお願いにもすぐに対応できてしまう。その場で即対応できるという点は、忙しい人間にとって何かと便利だ。
買うならぜひ選びたい、LTE内蔵モデル
こうしたレッツノート RZ4の機動力を生かすために、やっぱり外せないと思うのが通信環境だ。昨年は格安SIMが各社から登場し、モバイル通信をより身近にした。しかしそれはタブレットやスマホに限った話ではない。
今年はパソコンの通信も格安SIMを使ってより快適にしたい。
起動すればすぐネットにつながるという意味ではパソコンととても相性が合うサービスだ。しかし実際に市場を見渡してみると、SIMカードスロットを持ったパソコンが意外と少ないことに気付く。
そんな中、レッツノート RZ4のWeb販売モデルにはLTEモデルがラインアップされている。NTTドコモ回線を利用するWonderlink LTEとの組み合わせで、月額利用料は税抜889円から(毎月最大2GB)。しかも契約と設定を済ませた状態で出荷されるので、届いてすぐに下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速な通信が可能だ。
2015年はこうした格安SIMと組み合わせた高速通信が主流になってくると思われるが、まだまだ選択肢が少ないのも事実。レッツノートはそんな通信のトレンドも先取りできるのだ。
2015年春モデルも登場、より魅力的に
さて昨年10月に発表されて以来、大きな話題を集めている「レッツノート RZ4」だが、この1月に発表された春モデルでは、バッテリー寿命や重量などは変わらず、新CPUを搭載するなどよりいっそうの強化が図られた。
店頭モデルでは従来より100MHzほどクロック周波数の高いCore M-5Y31(0.9GHz)を採用。Panasonic Storeでの直販となるWeb販売モデルではさらに上位のCore M-5Y71 vPro(1.1GHz)とCore M-5Y10c(0.8GHz)が選べる。5Y10cは10月発表モデルが使っていた5Y10の後継CPUで、内蔵グラフィックスチップの性能が100MHz動作から300MHz動作に上がっている。
編集部で実施したベンチマークテストでもPCMark07で4353、PCMark08(Home Accelerated 3.0)で2347。クロック周波数相応の10%程度の伸びを示している。
ちなみにWeb販売モデルでは、天板色に“ウォームゴールド”という新色が加わった。これはカッパーのボディーカラーを選んだ際、天板も近い色にまとめたいという声があり、それに答えるためだという。
Web販売限定のプレミアムモデルでは、512GBのSSD容量が選べたり、Windows 8.1 Pro UpdateからのダウングレードでWindows 7 Professionalが選べたりする点は同様だ。
上で述べたLTEモデルも10月発表の秋冬モデルではWeb販売モデル購入者の7割が選択しているとのことで、人気の高さが伺える。