格安腕時計ベンチャー、ネット専業から「リアル店舗」開店へ 吉祥寺に「Knot」直営店が来春オープン予定、クラウドファンディングで開業資金を募集開始
2014年12月26日 12時00分更新
ノットの純国産腕時計、クロノグラフモデル(ケース1万7500円、ストラップ3500円) 写真:knot
腕時計ベンチャー・ノット(Knot)は、ユニクロ式のSPA(製造小売)形式で腕時計を製造・販売するブランドだ。オンライン販売に特化して、国内の腕時計工場から消費者に届くまでの中間流通費を削り、ムーブメントからケース、ストラップまですべて日本製の純国産腕時計が1万円台から購入できる。
そんなノットが26日、東京・吉祥寺に直営店「Maker's Watch Knot 吉祥寺フラッグショップ」をオープンすると発表した。開店予定は来年3月。現在クラウドファンディング「Makuake」で開業資金を募集している。出資者は100名限定で「全商品が10%オフ価格で購入できる権利」などを得られる。
ネットの画面上ではなく「実物を見てみたい」という消費者の声に応えた形。直営店ではノットが発売している全てのモデルを見本として揃え、その場で注文を受け付ける「ショールーミング」形式になる予定。
なお2014年内生産分の5000本はクリスマスシーズンを待たず完売しており、現在は数量限定で年明け出荷分の注文を受け付けている。計画では来年度、およそ2万本の生産を見込んでいる。