自分の使うツールのYosemite対応は要チェック
まとめると、5K&Retinaというディスプレー品質と、十分に満足のいく最新スペックで、今までのiMacシリーズとは一線を画す進化を遂げたのが5K iMacといえるだろう。
もちろんとことん突き詰めるのならMac Pro+5Kディスプレーのほうがいいのはわかっているが、そうするとお値段がめちゃくちゃ高く……。さらにいえば、iMacなら一体型なので、極力ケーブルを減らしてデスク周りをスッキリできるメリットもある。
筆者的に不安が残るのは、5K iMacで標準となっているOS X 10.10の「Yosemite」になる。すでに15インチRetinaと21.5インチiMacで導入しているが、Finderの挙動が怪しかったり、ソフトによってはクラッシュが起こったりと完全に安定していない印象なのだ(あくまで筆者の環境での印象)。
それでもこの原稿のようにきちんと仕事はできてるので、現状でもまったくダメというわけではないし、過去の歴史を見てもしばらく待てばアップルやサードパーティーのアップデートで解決してくれているが、事前にメインで使っているツールのYosemite対応状況はきちんと調べておく必要があるだろう。その辺がクリアーできたら、5K iMacはあなたの仕事の強力なパートナーとして即戦力になってくれるはずだ。
主なスペック | |
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メーカー | アップル |
製品名 | iMac Retina 5Kディスプレイモデル |
直販価格 | 25万8800円(税別)から |
CPU | Core i5(3.5GHz、クアッドコア) |
メモリー(最大) | 8GB 1600MHz DDR3 (32GB) |
ストレージ容量 | 1TB Fusion Drive |
ディスプレー | 27型IPS液晶 Retinaディスプレイ、LEDバックライト |
画面解像度 | 5120×2880ドット、約218ppi |
GPU | AMD Radeon R9 M290X(2GB GDDR5) |
インタフェース | Thunderbolt 2端子×2(Mini DiplayPort出力対応)、USB 3.0端子×4、Bluetooth 4.0 |
カードスロット | SDXC対応 |
ネットワーク機能 | 無線LAN(IEEE 802.11ac)、有線LAN(1000BASE-T) |
オーディオ機能 | ヘッドホン/光デジタルオーディオ出力端子、内蔵スピーカー、デュアルマイクロホン |
サイズ | 幅650×高さ516×奥行き203mm |
重量 | 9.54kg |
OS | OS X Yosemite |
