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LINE隆盛の影で「限定SNS」が増加=パパママ専用アプリ『Babyry』子育て世代のベンチャー「ミーニング」が開発

2014年12月03日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 メールやメッセンジャーなど個人的な会話に使われていたツールがLINEやTwitterのように社交的なツールに変わったことで、あらためて「相手を限定したコミュニケーション」がニーズとして表れはじめている。

 Between、Pairy、Couples。カップル専用のコミュニケーションアプリがいくつも登場している。Twitterのタイムラインに流れてきた宣伝を見かけて思わず苦笑してしまった経験がある人もいるだろう。

 2日にリリースされた『ベビリー』(Babyry)は、パパママ専用のコミュニケーションアプリだ。育児中の親が子供の写真をアップロードして、もう一方が「今日一番の写真」を選ぶことでカレンダーが完成する。

 「写真を送るとスタンプで反応は来るが、ちゃんと見ているのか分からない」「子供の成長は同じ目線で見たい」など、育児中の夫婦が抱える孤独・不満をアプリの形で解決するのが狙いという。

 同じような家族向けアプリにはwellnote、fammなどがあるが、パパママの2人に限定しているのがベビリーの特徴。家族向けだと、親戚はどこまで入れるかなど「アプリ親戚付き合い」まで考える必要がある。

 開発元のミーニングは、水谷亮太代表を始め、1984年生まれの男性4人が運営する国内ベンチャー。アプリのサンプル画面にいる子供も執行役員の2歳の息子で、子育て世代の発想でアプリ開発にあたった。

 少子化の時代にあえて育児アプリを出したのは、日本をより良くするためだというのが水谷代表のビジョン。夫婦間のコミュニケーション不足を解消することで、日本を元気にしていきたいと考えているそうだ。


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