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2年ぶりに刷新された、アップル新「Mac mini」を試す

2014年11月27日 11時00分更新

文● 山口優

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前モデルのコンセプトを受け継いだ外観

 2012年10月に発売された前モデルから、ちょうど2年ぶりに「Mac mini」のラインアップが刷新された。これまでは短ければ半年程度、長くても1年半程度で新機種が出ていたことを考えると、異例の遅さでモデルチェンジされたことになるが、それだけ製品として熟成してきたということなのかもしれない。

 新しいMac miniは、筐体のデザインは前モデルからまったく変わっていない。正面から見ただけで前モデルと区別するのはほとんど不可能。サイズも従来と同じで、19.7cm四方のコンパクトなアルミ製のボディは健在だ。

ボディのデザインは前モデルとまったく同じ

 ラインアップは全部で3モデル。CPUはいずれも第4世代のIntel Core i5プロセッサに変更されたが、動作周波数に違いがあり、最下位モデルが1.4GHz、ミドルモデルが2.6GHz、最上位モデルが2.8GHz。また重量は下位モデルから順に、1.19kg、1.20kg、1.22kgと少しずつ異なっている。今回試すことができたのは、その中のミドルモデル。価格は税別で7万4800円となっており、パフォーマンスとコストのバランスは非常にいい。

OSは、OS X Yosemite。CPUは2.6GHzのIntel Core i5が搭載されている

 前モデルから変わったのはCPUだけでない。インターフェースも少し変更があり、転送速度最大10GbpsのThunderboltポートが最大20GbpsのThunderbolt 2ポートになり、ポート数も従来の1基から2基に増設された。その代わり、従来あったFireWire 800ポートが省略されている。また、Wi-FiもIEEE 802.11acに対応したものに変更されている。そのほか、4基あるUSB 3.0ポートや、HDMIポート、オーディオ入力ポート、ヘッドフォンポート、SDXCカードスロットなどは従来のままだ。

背面には、LAN、HDMI、Thunderbolt 2×2、USB 3.0×4、SDXCカードスロット、オーディオ入力、ヘッドフォンポートが搭載されている

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