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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第47回

米国では案外選択肢が無いiPhone 6 Plusのケース

2014年11月20日 10時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura

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米国ではApple Storeにも
ほとんどケースが用意されていない状況

 iPhone 5sにしてもiPhone 6 Plusにしても、金属とガラスの手触りが気に入っていて、あまりケースを付けたくないなと思います。しかしすでに怖い思いをしていることと、買ったばかりということもあって、やはりここはケースを装着した方が良いのではないかと考えました。

 しかし11月上旬の段階で、米国ではケースのチョイスがほとんどありませんでした。もちろんオンラインでは充実し始めてはいますが、Apple Storeの店頭にはApple純正のレザーケース、シリコンケースのほかには、日本のメーカーであるパワーサポート(関連リンク)の「Air Jacket」しか用意がありませんでした。

米国のApple Store店頭での数少ない選択肢が、日本のパワーサポートの製品だったとのこと

 「Air Jacket」は透明、半透明、ブラックのモデルが、iPhone 6/6 Plus向けに用意されていました。そこで、ラバー塗装が施された黒いジャケットを選び、装着しています。ぴったりしすぎていて、少し着脱が難しい事を除けば、薄くできています。

ラバー塗装が施されていて、グリップしやすくなっており、片手でも手を滑ることを防げそうだ

 日米を移動する際、SIMカードを入れ替える必要があるため、着脱の大変さは少し気がかりでしたが、実はその必要がないことに後から気づきました。この話は次回触れようと思います。

 Air Jacketで気に入っている点は、ジャケットの縁がiPhone 6 Plusのディスプレイガラスよりも高くなっているため、裏返しにしておいても、ディスプレイの表面が浮いていることです。脳裏をよぎる前述の「サーー」の悪夢を考えると、浮いていた方が、傷つく可能性が薄れるはずです。

検討すべき、気になるスタイル

 さて、ケースを買うたび、毎回思うのが「このケースで良いのか?」ということ。米国ではあまりチョイスがまだないこと、あったとしてもいまいちセンスに合わないことから、やはりAir Jacketを選んでおいて良かったとも思うのですが……。

 スマートフォンらしいスタイルだったiPhone 5sからiPhone 6 Plusに変わったことで、今までのスマホスタイルの持ち歩き方で良いのか、という検討が必要だと感じています。パンツのポケットからははみ出し、ちょうどカメラ部分だけでている格好になるのは持つ方も気まずいのです。

 ベルトに装着するスリーブ、というアイディアもありますが、座るときに邪魔になるのはポケットに入れているのと同じです。いっそのこと、ポケットではなくカバンの中や直接ほかのものと一緒に手で持つような、クラッチバッグあるいはデカ目の財布のようなスタイルもいいかもしれません。

 また、iPhone 6 Plusの場合、ダッシュせずとも、片手でのホールド性が欲しくなります。だからといって、ケースの裏側にゴムバンドが付いていて、それを手に通す、というのはちょっとしたくありません。

 そこで、iPhone 5時代に使っていたROBERUのケースを思い出しました。キレイに染色されたレザーとラバーバンドを組み合わせたケースは、高い質感とフレキシビリティさが気に入っているポイントでした。背面の大部分はラバーバンドであるため、ここに指を通すとホールドしやすくなりそうです。

 ROBERUの真っ赤なレザー・ラバーケースは1つ確保しておくとして、次回、12月中旬に日本に出張した際、もう少しいろいろなケースを物色してみたいところです。日本で手に入るおすすめケースがありましたら、筆者のアカウント(TwitterGoogle+)まで教えてくださいませ。


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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