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Android 5.0 Lollipopについて知っておくべき10のこと

2014年11月11日 07時00分更新

文● Adriana Lee via ReadWrite

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その違いは見た目以上のものだ

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ついに先週、グーグルがAndroidの最新アップデートをリリースした。いい感じだ。ほとんどのユーザーはAndroid 5.0 Lolopopを今すぐ見ることはないだろう。

関連記事:グーグル、Android 5.0 Lollipopの提供を開始

グーグルのモバイルOSのアップデートは、たいてい自社のリファレンスモデルであるNexusに最初に適用され、その後に他のデバイスへの適用へと移っていく。もっているデバイスや利用しているキャリアによっては、その間の待ち期間がとてつもなく長くなる事もある(古いデバイスなどではVersion 5.0にアップデートされること自体無いかも知れない)。

ともあれLolipopが適用されたデバイスを手にしたとして、あなたはAndroidのエクスペリエンスを直感的かつ豊かにするために採られた数々の変更を見て取れるだろう。ここではいつか手に入れる事になる、新しい機能の幾つかを触りだけ紹介する。

1. 新しいホームスクリーンロック

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グーグルがマテリアルデザインと呼ぶ、根底から見直されたインターフェイスの違いは明らかだ。アイコンはフラットになり、底部のナビゲーションアイコンはシンプルな形状になった。三角はバック、丸はホームで四角はアプリ切り替えおよび通知機能についてだ。

批判する人たちは最初にアップルが去年のiOS 7で3D的(で、ある意味いけてない)なものからフラットデザインに切り替えたというかも知れない。しかし実の所、このモバイルの2大巨頭は第3位のモバイルプラットフォームであるWindowsフォンの後追いだ。妙な話ではあるが、フラットデザインを最初に流行らせたのは、マイクロソフトのモダンインターフェイスだ(Metroではない)。

Android Lolipopでは、チンドン屋みたいな感じに陥ること無く、インターフェイスをカラフルにする事ができている。

2. 見やすいアプリドロワー

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アプリアイコンはフラットなだけでなく、紙に印刷されたような感じで見やすくもある。このニュアンスはアプリドロワーにおいてもっとも顕著だ。

3. デバイス間での振舞が更に統一的になった

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グーグルはスマホ、タブレット、時計やTVなど、スクリーンサイズなどに関わらず異なるデバイス間で、新しいソフトが更に統一的に振る舞うようデザインした。

4. Google Fitへようこそ

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Google FitはアップルのHealthKitに対するグーグルの回答だ。異なる手段で取得されたフィットネスデータを統括的に管理できる。Android Wearが動くスマートウォッチとLolipopが動くデバイスを連動させる事も出来る。

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これは循環的な関係だ。Android Wearはスマートフォンからのアラートを受け取り、スマートフォンはAndroid Wearに接続されているセンサーから読み取ったフィットネスデータを、スマートフォンやその他のアプリにフィードバックする。

5. マテリアルデザインなウィジェット

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これまでのAndroidと同じく、Lolipopもウィジェットに力を入れている。ホームスクリーンのタイルには、アプリを開くこと無くメールやツイート、株価や再生している音楽についての表示がなされる。グーグルが出しているアプリはマテリアルデザインを踏襲した統一性のある見た目になっている。

6. 遷移

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画面底部のボタンに入力があった時に驚いてはいけない。これら「ソフトボタン」が押された時、入力があった事を知らせるビジュアルが提供される。

これは動作を更に流動的な感じにしようという取り組みの一部であり、実際Lollipopではいくつかのこの様な動作の遷移が用意されている。つまりユーザーはアプリや状態が切り替わった時にぎこちない思いをしなくて済むということだ。

7. Gmailのイメージチェンジ

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Lollipop上でのGmailは、更にカラフルに、しかし雑然とはしないようにデザインし直された。これはシステム全体を貫くフラットデザインとフィットするものだ。

8. Chromeタブと最近使ったアプリ履歴が同じ所に

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LollipopではChromeのタブを最近使ったアプリの履歴と一緒に縦に配置されることになった。以前はChromeか他のアプリのどちらかしか画面に出すかを選択しなければならず、特定のタブを選択するのに別のボタンを押す必要があった。

9. 優先度付き通知

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ある通知は欲しいがあるものは要らないといった事はないだろうか? [設定] > [サウンド&通知] > [割り込み](Settings > Sound & notification > Interruptions)から、イベント、リマインダー、着信、やメッセージの通知割り込みのプライオリティを設定できる。アラートについても同様だ。

これらの調節によって、電話に届く特定の着信が、別の着信よりもプライオリティが高いと知ることが出来る。

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もちろん通知についても、画面トップからスワイプして見ることが出来る。

10. あたらしいキーボード

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Androidにはボーダーや垣根を無くす事により陳腐になっている所があるが、キーボードについてもこれは言える。キーの境目が無くなった。これはまた1つのクリエイティブな選択だ。

他の変更点として、更に手軽になったクイックセッティングがある。スクリーンの上からスワイプダウンしてくることで、ダイアラー(これもキーの境目が無くなった)、そして親が喜ぶことだろうが、一つのデバイスを複数人で共有するためのプロファイル設定が出来るようになった。

Lollipopをもっと使い、更に掘り下げて行きたいものだ。それまでの間、いい事であれ悪いことであれ何か新しいことが分かれば、また情報を共有しよう。

画像提供:Adriana Lee

Adriana Lee
[原文]


※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら


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