
マーティーが向かった未来は2015年だったことを思い出そう 写真:Kickstarter
ロバート・ゼメキス監督は本当にワイヤーが張られていないか確かに行っただろうか。
米カリフォルニア州のスタートアップ、ヘンド・ホバー(HENDO Hover)が、空中に浮かぶスケートボード「ヘンド」(Hendo)の開発費用をKickstarterで募集している。
4個の電磁石の磁力によって地上から1インチ(約2.5cm)ほど浮かびあがり、1989年のハリウッド映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part II」に登場した「ホバーボード」を思わせる。
募集金額は25万ドル。31日時点でおよそ38万ドル(約4102万円)と1.5倍近い出資が集まっている。
ただし、ヘンドを獲得するには1台あたり1万ドル(約107万円)出資する必要があり、10名分の出資枠も残念ながらすでに締め切られている。ヘンドの完成は2015年10月を見込んでいるそうだ。
従来から磁気浮上を使った技術はあったが、コストが高く市販品には適さなかった。
同社では独自開発の「磁場アーキテクチャー」(Magnetic Field Architecture)技術によってシステムを効率化。一般的に用いられるシステムに比べて安価で、浮力も「完璧に持続可能」(同社)だという。
なおヘンドホバーでは、磁気浮上する立方体のデバイス「ホワイトボックス」を開発者向けキットとして作っており、こちらはスマートフォンのアプリから操作する形になるようだ。

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