ユニセフは10月14日、今年で7回目を迎える10月15日の「世界手洗いの日」に関する情報を発信した。
同機関の水と衛生部門部長のサンジャイ・ウィジェセケラ氏は「季節性のインフルエンザから風邪まで、せっけんを使った手洗いは、最もお金がかからず効き目のある“ワクチン”といえます。エボラが発生しているシエラレオネ、リベリア、ギニアで、感染拡大を防ぐ方法のひとつとして、ユニセフは手洗いの重要性を強調しています。手洗いはエボラの特効薬ではありませんが、お金をかけずに、すぐに取り組める予防策です」とコメントした。
さらに、エボラが確認された国々では、エボラへの対応のために保健サービスに大きな負荷がかかっている。そのため、一般的な感染症を予防する上で、手洗いはますます重要になってきているとしている。
日本でも手洗いの大切さを伝えるプロジェクトが2009年に発足しており、Webサイトから正しい手洗いを広めるためのポスターや冊子、紙芝居などが無料でダウンロードできる。