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サイバーエージェントがオムチャネル支援サービスを開始

2014年09月11日 03時53分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 サイバーエージェントのグループの横断的組織で、アドテクノロジー商品の開発を担うアドテクスタジオは11日、企業のオムニチャネル戦略をサポートする「AIR TRACK(エアートラック)」を開発。提供を開始した。

 AIR TRACKは、事前に広告等の配信を許諾したオプトインユーザーを対象としたサービス。指定したエリアや店舗に訪れたオプトインユーザーに対してターゲティング広告やプッシュ通知の配信が可能。オプトインユーザーの人数、訪問頻度等を計測することができる。

 来店状況に応じた最適な広告配信など、実店舗やECサイト、カタログ通販などさまざまな販売チャネルを連携させることで相乗効果を高めようというオムニチャネル戦略をサポートするサービスでもある。

「どんなときにネット通販を利用しているか」(Ryo-MA調べ)
「どんなときにネット通販を利用しているか」(Ryo-MA調べ)

 「ECのミカタWEB」を運営するRyo-MAが発表した調査結果によると、ネット通販を利用するケースとして、「なるべく安く商品を手に入れたいとき」が57%、「欲しいものが決まっているとき」が53%で上位に挙がった。3位以降は1・2位から大きく離れ、「ポイントが付くとき」が24%、「店舗が近くにないとき」が18%で続いている。

「商品をインターネット通販で購入したい、または購入しやすいと考える理由」(Ryo-MA調べ)
「商品をインターネット通販で購入したい、または購入しやすいと考える理由」(Ryo-MA調べ)

 また、商品をインターネット通販で購入したい、または購入しやすいと考える理由を尋ねると、「実店舗で購入するより安いから」が53%で断トツの1位。以下、大きく差がついた2位は「実物を見なくても購入できると判断したから」で32%、「重いものやかさばるものなど、運ぶのが不便だから」が27%で3位となった。

 これらから、安い商品や、実物を見なくても購入できる商品、自宅まで商品を届けてもらえるという点でネット通販を利用するなど、他のショッピング方法との使い分けがユーザーがきちんとなされている。こうしたユーザーの意向に応えるためにも、今後はオムニチャネルが重要な戦略に位置付けられるだろう。

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