ブラジルでインスタントラーメンを販売する日清味の素アリメントス(Nissin Ajinomoto Alimentos)は、同国でインスタントラーメンが販売開始されてから50周年となるのを記念し、2015年1月に宇宙からの再突入によるラーメン調理を試みる。
これはブラジルにおいてインスタントラーメン分野で大きなシェアを持つ同社が8月25日、同日を「Dia do Miojo」(明星の日)としていることにちなんで公開したもの。計画では、高度100km以上(国際的に宇宙と呼べることのできる高度)まで打ち上げられた小型ロケットが弾道飛行してカプセルを分離、再突入時の大気との摩擦熱でカプセル内温度は100度程度となり、内部のインスタントラーメンが調理されるようだ。
インスタントラーメンはあらかじめ熱を加えればよいように下ごしらえしておき、レシピは同国で活躍する有名シェフが作成する。発射や回収は米国内の砂漠で行われるとしている。
なお、同国では1965年に最初にインスタント麺を明星食品(Miojo Produtos Alimenticios)が販売を開始、1972年に味の素が55%の資本参加、さらに1975年に日清が資本参加した。現在は味の素と日清が50%ずつ出資した合弁会社となっているが、同国ではMiojoがインスタントラーメンの代名詞的な呼び名となっているため現在でも「Nissin Lamen」シリーズには「Miojo」(明星)ロゴが残る。
計画を紹介する動画