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回収する間に伸びそうな予感

おそらく世界初、大気圏突入熱によるラーメン調理「明星ミッション」

2014年09月01日 14時57分更新

文● 行正和義

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プロジェクト「Miojo MISSION」サイト 

 ブラジルでインスタントラーメンを販売する日清味の素アリメントス(Nissin Ajinomoto Alimentos)は、同国でインスタントラーメンが販売開始されてから50周年となるのを記念し、2015年1月に宇宙からの再突入によるラーメン調理を試みる。

 これはブラジルにおいてインスタントラーメン分野で大きなシェアを持つ同社が8月25日、同日を「Dia do Miojo」(明星の日)としていることにちなんで公開したもの。計画では、高度100km以上(国際的に宇宙と呼べることのできる高度)まで打ち上げられた小型ロケットが弾道飛行してカプセルを分離、再突入時の大気との摩擦熱でカプセル内温度は100度程度となり、内部のインスタントラーメンが調理されるようだ。

計画概要(同社プロモーション動画より)

 インスタントラーメンはあらかじめ熱を加えればよいように下ごしらえしておき、レシピは同国で活躍する有名シェフが作成する。発射や回収は米国内の砂漠で行われるとしている。

 なお、同国では1965年に最初にインスタント麺を明星食品(Miojo Produtos Alimenticios)が販売を開始、1972年に味の素が55%の資本参加、さらに1975年に日清が資本参加した。現在は味の素と日清が50%ずつ出資した合弁会社となっているが、同国ではMiojoがインスタントラーメンの代名詞的な呼び名となっているため現在でも「Nissin Lamen」シリーズには「Miojo」(明星)ロゴが残る。

計画を紹介する動画

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