日本マイクロソフトは、日本国内では9月4日に発売を予定している最新ゲーム機「Xbox One」のKinectセンサーに関する説明を都内で行なった。
「Xbox One+Kinect」(4万9980円)についてくる新型のKinectは、Xbox360版のそれからは若干サイズアップしたものの、性能は飛躍的に向上したという。センシングはカラーのカメラ以外に赤外線センサーでも行ない、体の角度や顔の表情、心拍数などもデータ化する。Kinectで操作できるコマンド数も増え、50以上の操作ができるようになった。命令は「エックスボックス ○○!」と基本的には最初にXboxと言う必要がある。音声認識率も高く、日本用にチューニングしてあるため、方言のなまりなどでもある程度は認識するという。また、カメラを使った顔認証で自分のアカウントをログインさせたり、これまでは長い英数字を入力していたXbox Liveのコード番号も、QRコードで読み取れるなど、便利な機能も追加された。
Xbox Oneはネットとの親和性がより増して、例えばゲームしながら攻略サイトや攻略動画を見たり、テレビを見ながらニュースサイトを見たりといった操作が可能になった。ゲームが忙しくて両手が話せない場合に、Kinectでコマンドを指示すればブラウザーやYouTubeを起動することもできる。ちなみに、Xbox OneにはHDMI OUTだけでなく、INも搭載されているため、テレビを接続して視聴することもできるのだ(録画などには非対応)。
日本向けのアプリとしては、第一興商とコラボレーションしたカラオケの「DAM」がある。これは専用のマイク(別売り)が必要になるが、カラオケボックスとほぼ同じシステムが家で楽しめるようになるもの。採点機能はもちろんのこと、Xboxのアプリである「Xbox SmartGlass」でデンモク(カラオケのリモコン)を再現する。利用料金は、ゴールドメンバーになる必要はないが、24時間300円、1ヵ月1000円(ともに税別)という設定。また、会員のみの機能として、Kinectで撮影した自分のカラオケ映像を「DAMとも」と呼ばれるDAM会員同士でのみシェアできるといったものもある。なお、曲目の音声検索はできない。
そんなXbox Oneもいよいよ来週4日、国内で発売される。通常版の「Xbox One」は3万9980円、「Xbox One+Kinect」は4万9980円、「タイタンフォール」と「Kinect スポーツ ライバルズ」をセットにした限定版「Xbox One + Kinect (Day One エディション)」も4万9980円(すべて税抜)で用意される。
何もかもが新しくなったXbox Oneとkinectを体験してほしい。
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