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メディア比較調査、速報性はWeb、購入きっかけは雑誌

2014年07月18日 04時52分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングは、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」を使い「メディアに関する調査」を実施。結果を発表した。

 テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、Webサイト、スマホアプリ、屋外広告に対して優れていると思う点を挙げてもらうと、「信頼性」は新聞(47.8%)、テレビ(27.1%)、ラジオ(22.5%)。「速報性」はWebサイト(69.3%)、ラジオ(62.2%)、テレビ(56%)。「確実性」は新聞(49%)、テレビ(16.9%)、ラジオ(15.3%)。「わかりやすさ」はテレビ(60%)、屋外広告(56.3%)、雑誌(46%)。「専門性」は雑誌(52.9%)、新聞(30%)、Webサイト(23.7%)。「独自性」は雑誌(30.5%)、屋外広告(34.5%)、Webサイト(26.6%)。

各メディアの優れていると思う点
各メディアの優れていると思う点

 利用頻度を1年前と比較し、最も増えたのは46.9%(増えた+やや増えた)の支持を集めたスマホアプリで、2位が28.8%のWebサイト、3位が16.2%のラジオ。逆に減ったのは26.5%(減った+やや減った)の雑誌、16.3%のテレビ、11.5%の屋外広告だった。

各メディアの利用頻度の1年前との比較
各メディアの利用頻度の1年前との比較

 その情報が商品・サービスの購入のきっかけになったメディアは、雑誌が68.4%(複数回ある+1回のみある)でトップとなり、以下、Webサイトが67.6%、テレビが59.5%で続く。逆に購入へと結びつかないのはラジオ(64.9%)、スマホアプリ(53.1%)、新聞と屋外広告(ともに49.4%)だった。

 広告が面白いと感じるのは、75.2%(ある+多少ある)の雑誌をはじめ、71.3%の屋外広告、71.2%のテレビが上位。44.7%(ほとんどない+ない)の新聞、39.6%のラジオ、35.8%のスマホアプリは面白く感じられていない。

 スマホやWebは利用されるようになっているものの、既存メディアとの比較では情報としての価値がまだ低く、商品・サービスの購入への結びつきも薄いのが現状のようだ。

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