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薄くて軽い、しかも便利

カバンに1台 パナソニックの無線SDカードリーダーを持ち歩け

2014年07月15日 17時00分更新

文● 北澤弘典

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 差さねば用をなさないSDメモリーカード。

しかし、あらためて周囲を見回すと、タブレットでもスマートフォンでも、フルサイズのSDメモリーカードを直接差せる機器はほとんど見かけない。フルサイズのインターフェースにこだわっているレッツノートは別として、最近ではパソコンでもUSBはあっても「スロットなし」という製品が少なくないのだ。

 ならばUSBでつなぐ? いやいやここは無線でスマートに決めたい。ぜひ注目したいのがパナソニックの「Wi-Fi SDカードリーダーライター BN-SDWBP3」だ。パソコン、スマホ、無線LAN内蔵デジカメと、Wi-Fiで接続可能なSDカードリーダーで、スマホで撮った写真のバックアップはもちろん、それ以外にも面白い機能がある。


バッテリー内蔵なのに名刺サイズ、しかもうす軽!


iPhone 5より本体は一回り小さい。本体横に電源スイッチがあり、正面(左上)のボタンはワンタッチで無線LANを設定できる「WPSボタン」になっている。正面(手前)にはNFCリーダーを搭載している。

 BN-SDWBP3の本体は名刺サイズほどの大きさ。重量は47gとバッテリー内蔵であることを考えるとかなり軽量だ。これならポケットあるいはカバンに入れて持ち歩いても不便は感じないだろう。Wi-Fi機能は、2.4GHz帯のIEEE 802.11b/g/n規格に対応し、スマホやパソコン、Wi-Fiデジカメとの通信が可能だ。

 対応するメモリーカードはSDXCメモリーカード(48GB~128GB)、SDHCメモリーカード(4GB~32GB)、SDメモリーカード(8MB~2GB)となっている。バッテリーはリチウムイオン電池で容量690mAh。PCからUSB給電した場合、約2時間30分で満充電となり、電源・Wi-Fiをオンの状態で約2時間15分ほど待機できた。ただし、通信する頻度が多くなると当然消耗が早くなる。

 直販価格は税込で8100円と少々高めだが、最近選択肢が増えている、高機能タイプのSDメモリーカードリーダーでもある。気になるのは機能や使い勝手だろう。

右側面にカードスロットを装備。変換アダプターを使えば、microSDXCカードなども利用可能だ。

 本機は大きく分けて「写真の保存/シェア」「連絡先データのバックアップ」「PCとの同期」「WebDAV対応」の4つの機能をもっている。これらを実際に試しながら、使い勝手にも迫っていきたい。

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