富士急行は、フライトシミュレーションライド「富士飛行社」を富士急ハイランドに、絶叫アトラクション「大空天国」をさがみ湖リゾートプレジャーフォレストに18日からオープンする。その正式オープンに先駆けて報道関係者を集めたプレス向け内覧会を開催した。
富士急ハイランドらしくない!?
実際に草木の匂いが感じられるハイソなアトラクション
富士飛行社は、半球体構造になった直径20mの巨大スクリーンと、飛行訓練にも使われるという精密な動きをする座席が富士山周辺のフライト映像と連動することで、スケール感あふれる大迫力の富士山飛行映像を楽しめる全天候型のアトラクション。また、乗車中に流れる音楽は久石 譲氏が担当している。
アトラクションは全天候屋内型で、稼働開始と同時にイスが前に迫り出し、前面に広がるスクリーンに映しだされたパノラマ映像とともに椅子が動き出す仕組みだ。映像は、四季折々さまざまな富士山をヘリコプターなどで撮影し続けたもの。映像内で森林に入ると草木の香りが、低空を飛行する際には湖面の水しぶきを表現するミストが実際に噴霧される。筆者は絶叫系アトラクションが苦手だったのだが、まったく怖さを感じさせない。所要時間は5分20秒だが、時間を忘れる楽しさがあった。なんというか、絶叫系が多い富士急ハイランドらしくないアトラクションと言える。
同社代表取締役社長の堀内光一郎氏は、富士飛行社について「見たことのない富士山、特別な富士山を見ていただきたいという思いがあった。どんな時でもいつでも見ていただきたい。世界遺産登録アトラクションという意気込みで作ったものが富士飛行社。従来のハイランドの機械と違って品格があるものだと思っている」と、ジョークを交えて解説した。
(次ページでは、「動画もあるヨ! 天国に1番近い絶叫マシンをお届け!」)
