富士急行(株)は5日、山梨県富士吉田市のエンターテインメント施設「富士急ハイランド」にて、新アトラクション「戦慄迷宮EX. バイオハザード」のプレスプレビューを実施した。正式オープンは6日。
このアトラクションは、従来からあるホラーアトラクション「戦慄迷宮 4.0」を、(株)カプコンの人気ホラーアクションゲーム「バイオハザード」とのコラボレーションにより“シューティングホラーアクション”としてリメイクしたもの。
今までのお化け屋敷は、参加者は指定された通路を通ってお化けに脅かされるという、言わば受身のスタンスであった。このアトラクションは参加者が銃を手にゾンビに立ち向かうのが特徴だ。参加者は、「特殊作戦部隊S.T.A.R.S.」(Special Tactics And Rescue Service)の隊員となり、ゾンビ化した仲間を治療する「抗体ワクチン」を入手するべく、町外れの廃墟となった病院の中に潜入する。
まず最初に諸注意事項を受けた後、写真撮影を行なった。アトラクション終了後には、現像した写真を500円で購入できるようになっている。
お詫びと訂正:掲載当初、撮影した写真は貰えるという記述をしておりましたが、正しくはアトラクション終了後に500円でショップにて販売となっております。該当部分を訂正するとともにお詫び申し上げます(2007年10月9日)
最初から銃を手渡されてゾンビを撃てるのかと思いきや、初めは丸腰のままお化け屋敷のように通路を進むことに。「バイオ1のクリスだって、ナイフの1本くらいは持っていたのに、この仕打ちはあんまりだ……」とか思っていたら、どうやら内部に2ヵ所「シューティングエリア」が設置してあり、そこでしか銃は持てないようだ。
シューティングエリアに着くと赤外線で撃つ形式の銃を手渡される。バッテリー式のため弾数制限はない。進むごとに現われるゾンビを存分に撃ちまくれ!!
ゾンビの心臓部には赤外線が当たると、ヒットを示すセンサーが点灯するようになっている。「動き回るゾンビ」のほか、設置してある人形にもセンサーが設置してあるので、めぼしい所はとりあえず撃ってみるのがポイントだ。
第1のシューティングエリアを抜けると、ダイヤルロック式のドアが設置されている。必要なナンバーはこれまでの道中に記されていた番号だ。S.T.A.R.S.の諸君である参加者は、もちろんチェックして覚えていることだろう。「何? 番号を覚えてない? だったら戻って調べて来い」と言いたいところだが、分からなければ先輩隊員が教えてくれるようになっている。
ここからしばらくは、また丸腰のまま進むことになる。ゾンビと戦う手段がないので現われたら急いで逃げるしかない。進んだ先に今回の目的である抗体ワクチンを受け取れる。だが決して油断してはならない。次のドアを進んだ先は第2のシューティングエリアだ。
第2のシューティングエリアは、手に銃を持って進むタイプではなく、その場に留まって襲い掛かるゾンビを撃つといったシーン固定式となっている。支給される銃もハンドガンタイプではなくアサルトライフルなどと強力になっているが、対するゾンビも強力になっている。新米S.T.A.R.S.隊員では手に負えない!
「もはや、これまでかっ!」と思った瞬間、バズーカを持った先輩S.T.A.R.S.の方がゾンビを倒してくれた。
これでアトラクションは終わりだが、決してゾンビを殲滅したわけではないので気を抜いてはいけない。ゲームのバイオハザードでもそうだが、最後に何かあるのがひとつの様式美となっているのだ。ただし、それは自分自身の目で確かめてほしい。