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業界人の《ことば》から第100回

小さくなってもとんがったVAIOを

グローバルブランドの火を消さない、VAIO新会社設立

2014年07月08日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「日本発のグローバルブランドであるVAIOの火を消してはいけない。その気持ちは私も同じ」
(VAIOの関取高行社長)

本質+αのもと、VAIOの精神を維持しつつPC開発に取り組む

 VAIO株式会社が、2014年7月1日にスタートした。

 ソニーがVAIOブランドで展開していたPC事業を、日本産業パートナーズへと譲渡。資本金は、10億円で、日本産業パートナーズが95%を出資し、ソニーが5%を出資する。本社はソニー時代にVAIOの生産拠点であり、開発陣を集約させた長野県安曇野市のソニーEMCS内に置く。

 社長に就任した関取高行氏は、「日本産業パートナーズの馬上英実社長に最初に言われたのは、日本発のグローバルブランドであるVAIOの火を消してはいけないということ。その気持ちは私も同じだ」と語る。

本社はVAIOの生産拠点だった長野県安曇野市に置き、VAIOの主要な開発メンバーが引き続き手がける

 7月1日に行われた新会社設立に伴う記者会見では、VAIO株式会社の基本方針について、ゆっくりとした口調で説明した関取社長。その基本姿勢の根幹においたのが「本質+α」という考え方だ。

本質+αのキャッチフレーズのもと、VAIOのDNAを保ちつつ、PCにとって本当に必要な機能に沿った製品作りを目指していく

 「PCの本質とはなにか、ということを追求するとともに、VAIOならではの付加価値を+αとして提案する」とし、「私はPCはなくならないと考えている。何かを作り出す仕事をしている人たちにとっては、PCがなくなるということは考えられない。VAIOは、安曇野の技術と精神を土台に、本当に必要な性能と機能を持った製品を作る。また、小さなメーカーだからこそ、しがらみや思いこみには縛られない。そして、人の気持ちに突き刺さる一点突破の発想や、VAIOならではの審美眼に根ざしたモノづくりを大切にする」と語る。

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