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工場内や試験室ではこれでもかというほど不具合がないか確認しまくっていた

マウスコンピューター工場内部を散策、生産工程は常に見直され進化している

文●林佑樹

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生産工場は常々アップデートされている

 生産工場は、以前の取材時では2ブロック構成だったが、2014年6月時点では1ブロックに変化していた。生産工程の見直しは常に行なわれており、その結果、いまのライン構造に至ったという。ところ狭しと部材が並んでいるわりに、作業スペースはしっかりと確保されている部分が特長といえるだろうか。またデスクトップPCラインとノートPCラインと別れており、部材のピッキングが終わったあとは、別々組み立てが進み、機能検査ラインで合流、その後梱包を経て出荷となる。

左がデスクトップPCライン、通路を挟んで右がノートPCライン

部材ピッキングは、コードを通すと自動的に必要なものがわかるようになっている。写真のようにランプとアラームが鳴る仕組みで、取得漏れミスを減らしている

デスクトップPCにマザーボードなどを組み込んでいるところ

組み立て時にはモニターに諸情報が表示される。写真の場合は、ネジ穴の位置が表示されているところ

マザーボードにメモリなどを取り付けているところ。台座は手動回転式

機能検査では組み上げたPCが動作するかの確認をする

必要なソフトウェアのインストールも実施する

半自動化されており、ズラズラとPCが並んでいた

必要なアプリケーション置き場。かわいい感じに置かれている

ちなみに開発室の場合は、写真のようにフックに引っかけられていた

エージングゾーンでは、文字通りエージングが実施される

出荷ピッキングでは、出荷に伴う準備が行なわれる

ここでも必要なものがどれかといったガイドが光と音で確認できる

最後に梱包。このパートも手作業

 そんなわけで見学レポートをお届けしてきたが、なかなか検査室は遊べそうで、酷い環境でチェックをお願いしたくなるほどだった。また紹介してきた工場は、親子組み立て教室に参加すると案内されるため、すでに今年分は締め切られているが、次年度分にエントリーしてみるのもいいだろう。そのときはまた構造が変わっているかもだが、効率よく組み立てる様子を知ることができるだろう。

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