このページの本文へ

国内クラウド向けITサービスは4年後に3.3倍、6636億円へ

2014年06月24日 04時15分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 IT専門調査会社のIDCジャパン(IDC Japan)は23日、国内クラウドサービス向けITサービス市場に関する調査結果を発表。2013年の国内クラウドサービス向けITサービス市場規模は、前年比37.8%増の2024億円だった。

 同調査では、クラウド関連のITサービスを「クラウドサービス関連ITサービス市場」とし、SI(システムインテグレート)/コンサルティングや運用サービスなどを「クラウドサービス向けITサービス」、Infrastructure as a Service(IaaS)やホスティング型プライベートクラウドなどを「クラウドホスティング」と定義。「クラウドサービス関連ITサービス」は、「クラウドサービス向けITサービス」と「クラウドホスティング」を合算した市場とする。

国内クラウドサービス関連ITサービス市場規模の推移
国内クラウドサービス関連ITサービス市場規模の推移

 国内ITサービス市場は堅調に推移しているが、既存システム領域に対する投資は抑制傾向が強く、ITの効率化を促進するクラウドに対するニーズも高まりつつある。一方ではクラウドそのものも発展し、それもまた、クラウドの導入/利用を支援するクラウドサービス向けITサービスの需要につながっている。クラウドホスティング市場も高い成長が見込まれる。

 そこで、国内クラウドサービス向けITサービス市場規模の将来予測では、14年は3000億円近くに達し、16年には4000億円規模を超え、18年になると13年比で3.3倍の6636億円に到達。クラウドホスティング市場も含めたクラウドサービス関連ITサービス市場でみると、18年は8000億円規模に及ぶ。

■関連サイト

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中